【世界一周】死の淵で「生き方」を見つけたスラム街の旅―後編―

課外活動

今回の先輩大図鑑では、慶応義塾大学総合政策学部総合政策学科3年のこでぃさんにインタビューをさせていただきました。

こでぃさんは20歳の時に「スラム街世界一周」の旅に挑戦しました。しかし、旅の途中、アフリカで令和初の日本人首絞め強盗事件に巻き込まれ、一時は生死をさまよう事態に。

一時は周りの全てに恐怖心を覚え、どん底まで落ちてしまったと語ります。そんな彼がどのようにその経験を乗り越え、私たちに一番伝えたいことは何か。

コーチング、オンラインサロン運営、シェアハウス運営など、活動の幅を広げるこでぃさんの「生きること」に着目した生の語りをお届けします。

今を生きることが辛いと感じている人、なかなか自分を好きになれない人、ぜひ最後までご覧ください。きっとこでぃさんの言葉がみなさんの一歩を後押ししてくれるはずです。

今回は前編と後編に分けてお届けします!

▼今回の記事は「後編」です。

前編

今を生きることが辛いと思ってしまっている方、自分を好きになれない方必見です!

スラム街世界一周の旅の途中、令和初首絞め強盗事件に巻き込まれてしまったこでぃさん。壮絶な経験の中、彼が見つけた「生き方」のコンパスとは?!

【世界一周】死の淵で「生き方」を見つけたスラム街の旅―前編―
先輩大図鑑では、慶応義塾大学総合政策学部総合政策学科3年のこでぃさんにインタビューをさせていただきました。 こでぃさんは20歳の時に「スラム街世界一周」の旅に挑戦しました。しかし、旅の途中、アフリカで令和初の日本人首絞め強盗事...

後編

何か頑張りたい!という熱い思いを持っている方、自分の存在意義を探している方必見です!

世界一周の経験から、自分にしか生み出せない価値を届けるべく、オンラインサロン運営、コーチング、シェアハウス運営など、現在も活動の幅を広げるこでぃさん。私たちに一番伝えたいこととは?!

【世界一周】死の淵で「生き方」を見つけたスラム街の旅―後編―
今回の先輩大図鑑では、慶応義塾大学総合政策学部総合政策学科3年のこでぃさんにインタビューをさせていただきました。 こでぃさんは20歳の時に「スラム街世界一周」の旅に挑戦しました。しかし、旅の途中、アフリカで令和初の日本人首絞め...

コーチングとオンラインサロンの運営

コーチング:誰かに寄り添う「仲間に」なるために

ーこでぃさんは帰国後、ご自身の活動としてコーチングやオンラインサロンの運営に取り組まれていますね。なぜコーチング・サロン運営の分野に興味を持ったのでしょうか?

すべての活動の根底にあるのは「すべての人が前を向いてワクワクできる、そしてもっと面白いと思える世界をつくりたい」というものですその中で自分ができることをやっています。

コーチングは、大学のゼミで研究したり、独学でも勉強をしています。自分自身、色んな挑戦をする時に自信を無くしてしまったり、進むべき道がわからなかったりすることばかりで、相談する相手もいなくて孤独と闘ってきたんです…。

そんな時に、僕自身、一緒に寄り添って走ってくれる「仲間」が欲しかったんです。だから、僕自身がそういう人になろうという思いから、コーチングに興味を持つようになりましたね。

サロン運営:頑張る若者と応援する人達の「居場所」作りのために

サロン運営では、「頑張る若者と応援する人」をコンセプトに運営を開始しました。僕的には、このサロンが誰かの「居場所」になればいいなと思っています。

僕はこのサロンをすることで救いたい層が2つあります。

 

①先が見えない中でも頑張ろうと努力する『頑張る若者』

自分もそうですが、何かを始めるときや、自分と闘う時はいつも不安です。周りと自分を比べて落ち込んだり、自信を無くして、ちょっとずつ、ちょっとずつ、「自分の可能性」を諦めていきます。

そんな時に一緒に前を向いて頑張れる仲間の存在はとても大きいと思っています。

時代が不安定な中、不安や孤独と闘いながらも前を向いて自分のやりたいことをやっていける仲間が集まる場を作ることで、精神的なセーフティネットができて、みんなで一緒に前を向いて頑張れると信じています。

 

②『自分に自信がない、何を頑張ればいいのか分からない人』

主にこちらは僕の親世代の人たちを想定しています。子育てが終わったこともあり、「打ち込める何か、やりたいこと」がなくて、自信を失っている人が一定数います。

僕は、そんな人たちが「自分が存在している意味」を感じて前を向いていけるための方法の一つが「誰かを応援すること」だと思うんです。

②を考えた背景には、自分の高校時代のサッカー部としての経験があります。

試合の時は、いつも保護者の方々が見にきてくれ、応援してくれていました。それだけで、僕たちは自信を持って頑張れたし、応援している保護者たちの間には「応援する」という共通言語のもと、「結束間」が生まれて、とてもあたたかい場所ができていました。

そこでは、「頑張る人と応援する人」がどちらもキラキラ輝いていました。

でも、時が経つにつれ、そういう場所がなくなってしまいました。それぞれが知らず知らずのうちに孤独になってしまい、1人で生きています。

僕は、あの時の部活のようなキラキラした景色をもう一度見たいと思っています。みんなが自分の居場所として“ただいま”と言える場所を創りたいと思いますし、蹴落としあうのではなく、みんなでお互いに励まし合って一緒に人生を前に進んでいきたいと思っています。

そのための具体的な形が、「サロン運営」というわけです。

サロン運営の活動内容

ーサロン運営における、具体的な活動内容を教えていただきたいです!

具体的な活動としては

1:zoomで繋いで「毎日朝活」を行う
2:「頑張る若者たち」「頑張る若者たちと応援する人たち」「応援する人たち」がそれぞれ交流する場を作る
3:著名人をお呼びして、講演会を開き、若者の可能性を開く
4:外部団体とのコラボなどを通して、若者の背中を後押しするコンテンツ作りを行う

上記4つが主なコンテンツとなっています。

こでぃさんのオンラインサロンの情報はこちら
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ー私たちの世代が、コロナ後の社会を中心となって創り上げていく世代になりますよね。だからこそ、私たち若者は今まさに時代の大きな転換期の真っ只中にいると感じるんです。こでぃさんはどう思いますか?

ほんまにそう思います。大学に入るまではいい大学に入って、ある程度の起業に就職してということがステータスだったと思います。

でも大学生活を送る中で、そうではないことに気づき始めました。でも、だからこそやれることもたくさんあると思うんです。

不安定だからこそ僕はコーチングで道を定めてあげるサポートをしたり、サロン運営を通して居場所を作ったり、迷いながらも進んでいきたいと思います。

何をやりたいのかは分からないけれど熱い思いだけはあるという人達が集まることで、大きな総力にもなっていくと思います。

シェアハウスの運営と世界一周をかけたDreamへの挑戦

シェアハウス運営の構想

ーこでぃさんは現在シェアハウスの運営を構想されていらっしゃいますよね!

こちらもまだ始まってはいませんが、(別のシェアハウスの管理人はしています)これも、「孤独と闘いながら頑張る人」の居場所を作ろうとしているんです。

サロン運営だけだとやっぱりオンラインでの関係性しか作れないですよね。だからこそ、オフラインでの繋がりも作りたいと思って、シェアハウスを運営を構想しています。

SNSが出てきて便利になった一方で、やっぱり現実の繋がりの重要さは忘れてはいけないと思います。

目指していきたいシェアハウスの理想像として、今のところ考えているのは、「繋がり」に価値観を置いている人たちに集まってきてほしいということです。

その中でも、ただ楽しいだけじゃなくで、各々やりたいことがあって補い合いながら頑張れる場所を作ろうとしています。もし僕と住んでみたい!という人がいたらぜひ声かけてください(笑)

世界一周をかけたDREAMへの挑戦

ーこでぃさんはtabippoが主催する、世界一周航空券をかけたDREAMへの出場も果されていますよね!

そうなんです!僕は「頑張る若者の応援団長」というテーマで出場しています!

高校の時に1年ほど応援団をやっていた経験もあって、世界中の応援する人が集まるイベントに参加して、「頑張る若者」を応援する旅をしたいと思っています。

学ランを着て、太鼓叩きながら、世界中を巡りたいです!読者のみなさんにもぜひ応援してほしいと思っています!

BackpackFESTA2021世界一周コンテストDREAMファイナルにて、こでぃさんは見事日本一に輝きました!おめでとうございます!
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「僕にしかできないこと」

自分にしか生み出せない価値を届けたい

ーこでぃさんのインタビューの中でとても印象的だったのは、繰り返し「僕にしかできないこと」という視点で考えることだということです。こでぃさんはなぜ「自分にしかできないこと」に重点を置かれるのでしょうか?

それはやっぱり一度「死」と向き合ったからだと思います。

僕は昔から死ぬことがとても怖いんです。自分がこの世から居なくなった時に、自分の存在が真っさらに誰からの記憶からも無くなってしまうのが辛い。

だから、この世にない、自分にしか残せない価値を生み出して、自分がいなくなったあとも誰かを幸せにすることができたら幸せだなって思うんです。

誰かが自分の人生に触れたとき、何か一歩踏み出すきっかけになれたらなって。だから「僕にしかできないこと」を考えて生きているんです。

「自己理解」のための習慣

ーこでぃさんのインタビューの中でもう一つ印象的だったのは、「自己理解」がとても得意な方なんだなということです。例えば、自分の強みについて、新しい環境や前人未到のことに挑戦していくことができることだとおっしゃっていましたね。こでぃさんは自分自身を理解する上で普段から気を付けていることはありますか?

僕が普段から気を付けていくことは、とにかく考え続けるということですね。

自分との内省を繰り返す中で自分を見つめ直したり、新しい環境に飛び込んで新しい人と出会う中で、その新しさに壁打ちをして自分を理解するようにしていました。あとは、小さいころからめっちゃ本を読んでいますね(笑)

その習慣を付けてくれた親には感謝しています(笑)

いかにコロナと向き合うか

ー現在のコロナ情勢に対して、どのように捉えていますか?

もちろん、コロナによって苦しい思いをしたり、辛い思いをしている人達はたくさんいると思います。自分も辛いことはたくさんあります。先が見えなくて辛いですよね。でもやっぱり、今じゃないとできないこともあると思うんです。

思いの大きい小さいに関わらず、前を向いていく人が必要だと思います。このような社会の中でも、自分たちで乗り越えていきましょう!と声をかけたいです!

最後に

ー最後に、読者にこれだけは伝えたいというメッセージはありますか?

これだけSNSとかで、色んな人がキラキラしているように見えて、自分とのギャップを感じて自信を無くしてしまったり、周りの目が気になって失敗するのを恐れたりという人が多いと思うんです。

SNSやインターネットは、「便利さ」と一緒に、ある意味では「孤独」や「不安」も連れてきました。「自分にしかできないことってなんだろう」「自分には何もない」そう思ってしまいやすい環境だと思います。

でも、1人1人、その人にしかできないことがあると僕は思います。

みんな、「点」だけを見ているんです。「あの子より自分は頭が悪い」「あの人より容姿が優れていない」そうやって、「点」だけを見れば、そりゃ上には上がいますよね。

でも、1人1人違う人生を歩んできて、そこで得たものも感じたものも違うはず。その人にしかできないことや、救えない人がいるはずです。

例えば、ウサインボルトだって、今は世界で1番走るのが早いけど、あと5年もしたらもっと速く走れる人が出てくるでしょう。

そのとき、ボルトがもし「走るのが速い」という「点」だけを見ていたら、あのボルトだって嫉妬して、自信を失います。でも、ボルトは「ジャマイカ出身」で、「大家族のお兄ちゃん」で、さらに「走るのが速い」。

これは、「点」ではなく「面」を見ています。世界で、ボルトにしかできないことがあります。それは、もしかしたらジャマイカの子供に陸上を教えることなのかも知れないし、陸上を使ってジャマイカを盛り上げることなのかも知れない。本質的には、みんなこれと同じです。

「点」ではなく「面」を見て欲しい。

まあ、要するに、自分らしく、前を向いて、ワクワクしながら生きていこうぜ!!ってことを伝えたいです。

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辛い経験と向き合い、本気で自分の生き方を考え抜いたこでぃさん。

彼にしかできなかった経験を、このようなインタビュー記事を通じて多くの読者に届けることができることに感謝しています。

自分なんてできないことばかりだ…と考える日々ではなく、「自分はどう生きたいのか」を考えさせてくださる言葉の数々でした。

みなさんのもとに、こでぃさんの熱い思いが届きますように。

【世界一周】死の淵で「生き方」を見つけたスラム街の旅―前編―
先輩大図鑑では、慶応義塾大学総合政策学部総合政策学科3年のこでぃさんにインタビューをさせていただきました。 こでぃさんは20歳の時に「スラム街世界一周」の旅に挑戦しました。しかし、旅の途中、アフリカで令和初の日本人首絞め強盗事...

 

コメント

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