【アルバイト】コロナ禍の“発想の転換”で掴んだ地元テレビ局での挑戦

課外活動

今回の先輩大図鑑は津田塾大学学芸学部国際関係学科2年の江川夕月さんにインタビューを行いました。

大学進学と共に、1年生の頃からアナウンサーの夢を追い、広島から上京し、サークルにバイト、津田塾祭の実行委員、そしてアナウンススクールに通うなど様々な活動を行ってきました。

1年生の春休み、実家の広島に帰省した夕月さん。しかし、新型コロナウイルスの影響を考慮し、東京に戻らず、広島でオンライン授業を受けることになりました。

思いもよらない壁にぶつかった彼女の地元での挑戦を語っていただきました!

コロナウイルスの影響でやりたいことができず、気持ちが下がっている方、新しいことに挑戦したい方、いろんな方々に挑戦の勇気を与える記事になっています!

東京に戻れない、地元の広島で始めた新たな挑戦

やりたいと思っていたことができない…

ーコロナが流行して、東京に戻ることができない!ってなった時はどういう気持ちだった?

初めの頃はコロナもそんなに大流行すると思ってなくて長くても2ヶ月くらいかな?と思ってたから、4月5月に「とりあえず夏まで戻れない」ってなった時はめちゃくちゃ落ち込んだ。

2年生だし、サークル活動も学祭も東京にいるときにやってるバイトもちょうど慣れてきて、いろんなことを精力的に頑張ろうと思っていたところだったから…。

今の自分の環境で夢のために挑戦できること

ー1年の頃からやってきたことを精力的にやっていこうと思っていた時の新型コロナウイルスの流行だったんだね。落ち込んでいる時どういう経緯でテレビ局のアルバイトをしようと思ったの?

東京に戻ってアルバイトやサークルができない、夏に海外ボランティアにいきたいと思っていたけど、それもできないってなって。その時に発想の転換をしてみたの。「広島だからこそ、何ができるんだろう」って。

そして、考えでたのが「テレビ局でのアルバイト」だったよ。もともとテレビ局で働きたい、アナウンサーになりたいと思って東京の大学に進学したの。

1年生の頃何回かアナウンススクールに通ってみて、迷ったり悩んだりしたこともあったけど、やっぱりテレビが好きで、テレビ局で働きたい!と思う気持ちが強くなっていたんだ!

東京のテレビ局は時間の制約があるし、自分が寮生だということもあって、アルバイトするのも難しかったんだ。

でも、広島は実家から通えるから、広島のテレビ局ならアルバイトができるかも!と思って応募した。

長期募集の枠に短期で応募してしまったから、採用は難しいだろうなって諦め半分だったんだけど、タイミングが良く、採用してもらえて、7月くらいから働き始めたよ。

▲広島の海の写真

テレビ局のアルバイト内容

ーテレビ局のアルバイトってどんなことをするの?

報道部のカメラアシスタントをしているよ。取材に行く記者さんとカメラマンさんに同行させてもらって、重い荷物を持ったりしてるかな。そして、取材がない時はテレビ局の中で内勤の仕事。

例えば、他の局がニュースでどの時間にどの項目をやっているのかっていうのをチェックする他局チェック。

他には、ニュースとか他の放送で使うディスクとかを消してまっさらな状態に戻す。

でも、基本的にはカメラマンさんや記者さんのお手伝いが多いかな。

 

ー本格的な仕事も経験できるんだね。テレビ局のバイトと東京でやってる飲食のバイト、もちろん根本的に違うとはおもうんだけど、ここが違う!とおもう部分はある?

テレビ局は、東京でやってる飲食のバイトと違って、年齢層が幅広いかもしれない!そして何よりも、専門的なプロの仕事を見ることができる!

しかも、地方局だからこそ、都心と違って距離が近い。いろんな人に会えるし、自分の興味分野の話を直接たくさん聞くこともできる!

飲食のアルバイトは接客業でもあるし、いろんな人と関わることができるんだけど、テレビ局は興味のある分野の人とたくさん関わることができているから私にとって、とてもいいことだな。

聞ける機会なんてあんまりないから、テレビ業界の就活の話とか気になったことは自分から先輩に聞きに行ってるよ!

テレビに関わって改めて感じたテレビの凄さ

ー自分の興味のある分野についていろんな話が聞けるのってすごく羨ましい!そんなテレビ局のアルバイトで感じたことってどんなこと?

テレビで放送される1つのニュースの時間って数分とかでそんなに長くないじゃん?今まで考えたことはなかったんだけど、その数分のために、すごい時間かかってるんだなとか。

そして、カメラマンさんについていくことで、このシーンはこんなふうに撮られているんだとかマニア的な目線で見れるようになった。

ニュースとかテレビの番組ってこんな風に作られてるんだっていうのが分かって、それがとても嬉しい!

あと、毎日いろんな取材に同行させてもらうから、自分でも知らなかったことに触れることができたり、知ることができること。それがすごく楽しいし、その取材で学んだことが授業に活きたりもしてる!

教えてもらっていた側から伝える側へ

ー同行させてもらった取材の中で特に印象深かった取材ってある?

小学生の土砂災害の防災教室の取材に同行させてもらったことをレポートの例に出したりした!

取材について行ったことで、授業に活かすことができるものも多いよ。そして、夏だったから広島の原爆の話の取材に同行させてもらった事はかなり印象に残ったかな。

被曝二世だったり、語り部の人へのインタビューに同行し、記者さんの質問に対して、いろんな答えが返ってくるのを見ることができて。今まで自分は教わる側だったけど、テレビ局で伝える側になりたいなっていう思いを強く感じたよ。

課外活動とアルバイトの両立、学び得たこと

オンラインだからこそ!人の気持ちを考える言葉遣いの取得

ー津田塾祭の実行委員として、1年・2年共に活動していたけどそこで学んだことって何があるかな?

1年生の頃は渉外として活動していて、来年は自分たちの代でで津田塾祭をもっと盛り上げたいと思ってたところで、先輩に会計をやってみないか?って誘っていただいたのね。

会計の仕事は地味なんだけど、お金を動かすことってとても大切なことだからそこは責任を持ってやりました。

今年はオンライン開催になってしまったから、あんまりチーフのみんなとも仲良くなれてない状況で予算の相談とか締め切りの話をすることが多くて。

密なコミュニケーションをお互いに取れていないからこそ、言葉遣いや言い方も柔らかく聞こえるように気をつけたかな。そして会計は大学の職員さんとのやりとりも頻繁にメールで行わないといけなかったから、社会人の方とのメールのやり取りや言い回しもすごく勉強になったよ!

オンライン開催は例年と違うことばかりで大変だったけど、委員だけではなく、いろんな人が頑張ってくれたおかげで開催できました!関わってくれた多くの人に感謝の気持ちでいっぱいです!

▲津田塾祭実行委員の冬新歓をしている時の写真

大好きなアルバイトがリフレッシュに

ー学校のオンライン授業、津田塾祭の実行委員、テレビ局のアルバイト、やることが沢山だったとおもうけど大変じゃなかった?

津田塾祭が10月にオンラインで開催されて、その時は結構キツかった。精神的にも結構いっぱいいっぱい。

でも、すごい達成感があったかな!オンライン授業があって、津田塾祭の仕事もあって、パソコンの前に座って仕事することが多くて目も疲れるし、肩も凝るし、塾祭のことで頭も使うし、かなり疲れた。

でもその分、アルバイトがリフレッシュの1つだった。私は人と話すことが好きで、バイトの人たちがあったかくていい人ばっかりだから、仕事に行ってはいるんだけど、バイト先のいろんな人と話すことで私はリフレッシュができてたよ!

▲広島のイルミネーションの写真

これからの挑戦

ーコロナが収束して東京に戻ってこれたら挑戦したい!って決めていることはある?

もともと、東京でやっていたアルバイト、アナウンススクール、そして大学3年生にもなるからインターンにも力を入れていきたい!そして新しいアルバイトも始めたいと思ってる!

去年の夏は海外ボランティアとか自分の将来に繋がることをしようと思ってて、サークルも元から夏は出れませんって言ってた。

でも、コロナで海外にはいけなくなったから、今年は国内で旅行に行って、いろんなものを見たいと思ってる!

読者へのメッセージ

ー最後にコロナの影響でやりたいことができなくなったり、不安を感じている読者にメッセージをお願いします!

コロナで、自分がやりたいと思ってたことができなくなって、すごい悔しいとか悲しいっていう気持ちにはなると思います。

実際、私もなったし、すごくへこみました。でも、その時に発想の転換をすることが大切。

この状況だからこそ何ができるかっていう風に気持ちを切り替えることができたら、前向きに進むことができます!

私も広島だからこそ、何ができるんだろうって考えて、テレビ局でアルバイトをするっていう選択肢を見つけることができたから、今こうやって前向きに考えることができました。

だから、気持ちの切り替え、発想の転換をして前向きになるっていうことは大事にしています。

初めてのインタビューは大学の友人にインタビューさせていただきました!アルバイトがリフレッシュ!と語っていた彼女の考え方にはとても衝撃を受けました。

そう感じることができるのは、職場の環境、そしてなんでもポジティブに考え、周りの人に感謝することができる彼女の人柄からなのではないでしょうか。

ネガティブに考えたり、重く受け止めてしまったりすることが多い筆者も、インタビューをしていて、発想の転換、前向きに進むこと、彼女に大切なことを教えてもらった気がします。

この記事がコロナ禍で不安になっている人を始め、多くの大学生の「手がかり」となりますように。

writer:忍者

コメント

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