【長期留学】十人十色の留学生活、ストイックな彼女が留学を経て学んだこととは

留学

今回インタビューに協力してくださったのは、アメリカカリフォルニア州、サンディエゴ州立大学にて約10か月間私費留学を経験されたTさんです! 

私費留学ならではのエージェントや留学先大学の選択について、また留学先での学びや暮らしについても掘り下げて聞いてきました。

Tさんは大学一年次からビジネスに高い関心を寄せ、留学前には積極的に国内のビジネス大会に出場し、帰国後は大学のゼミにて国際経営論についてさらに知識を深めています。

留学中は念願であったビジネスを専攻し、現地学生にとってもレベルが高く、難しい授業に果敢に挑戦することで、専門性の高い知識と語学力を身につけられたそうです。

この記事では、慣れない環境下においても積極的に行動する主体性と粘り強く努力し続けることの大切さについても経験談を交えながら語ってもらいました!!

ビジネス専攻にこだわり続けた留学

ーTさんは約10か月間の留学を経験されたのですが、留学することを決意したときどのような心境でしたか?また、当時、留学することへの迷いはありましたか?

正直、留学に行くことに迷いはなかったかな。高校生の時に1か月間だけカナダへの語学研修に行ったことがあってそのころから留学に対して漠然と興味を持っていたよ。あとは、大学2年生の時に英語のビジネスコンテストに出たり、インターナショナルな学生が集まる大会に出た経験から、語学力の必要性をより感じて最終的に留学を決めたかな。

留学が決まった直後は楽しみ!という気持ちが強かったけど、出発の日が近づくにつれて漠然とした不安は確かに少し感じてたかも。不安を感じてはいたけど、やっぱり留学に行くことを後悔する気持ちは全然なかった!

 

ー私費留学ということで、エージェントや留学先大学を選ぶ際、どのようなことにこだわりましたか?

初めの段階として、まずいくつかのエージェントに資料を送ってもらっていたよ。でもやっぱりどこのパンフレットも自社のメリットばかりが書いてあって、数社には絞れたんだけど最終的にどこに頼むのか、自分ひとりで選び抜くことができなかった。それでバイト先の私費留学経験者に相談して、おすすめの会社を教えてもらいました!(実際、Tさんは「留学ジャーナル」に委託したみたいです)

あと留学先大学は、前提として自分がその時点で持っていたTOEFLのスコアで学部聴講できる大学から選んだよ。(学部聴講:語学学校ではなく、現地の学生に混ざって学部の授業を受けること)いくつか提案してもらった大学のなかから、

・グローバルビジネスを専攻できる

・ビジネスメジャーが有名

・同じスコアで行けるのならばより有名な大学へ

・行ったことがあって何となく馴染みがある地域にある

っていう4つの観点からサンディエゴ州立大学を最終的に選んだよ。

忙しくも充実した日々

▲長期留学の形態一例

ーTさんは語学学校のプログラムには参加されず、渡米後すぐに現地学生に混ざり学部授業を受けたようですが、いきなり学部授業へ参加するにあたって心配だったこと、またそれらを乗り越えた方法について教えてください。

んー、漠然とした不安はあったけど自分はわりと楽観的な性格だから最初の一週間を終えるまであんまりそこは心配してなかったかも。でも初めの一週間を終えて、現実を見たというか、「このままじゃ授業についていけないかも!」って焦った。

それで仲良くなったクラスの友達とスタディグループを結成して一緒に助け合いながら勉強したり、予習復習を徹底したりしていたかな。図書館に結構夜遅くまでこもって勉強したりもしてて、確かに大変だったけどそれもいい思い出!

あとは授業中に出てきた専門的な用語で分からなかったものを随時チェックして自分なりの単語帳を作ってた。長い通学時間を利用してその単語帳で学習したり、自分なりの解決策を講じることで乗り越えられたかな。どんどんやっていくうちに授業にも慣れていくし、自分に合った勉強の仕方とかもわかってくると思う。

新しいことを始めるのはいつでも不安だよね、でもやるかやらないかは自分次第。私は、限られた留学期間をあえて自分にストイックに過ごすことで、自分なりの「充実」した留学生活を送ろうと奮闘していたかな。だからこそチャレンジ精神をもって「まずはやってみる!」って考え方をすごく大切にしてたよ!

▲PVを撮影している様子

ー留学中、学業や課外活動で忙しい日々を送られていた様子がうかがえますが、「留学経験の中でこれが一番楽しかった!」という思い出エピソードがあればお願いします!

えええそうだね、どれかエピソードを一つ選ぶってなったら難しいな。どれも本当にいい経験だったけど、強いて言うなら観光学の授業で「サンディエゴをPRするプロモーションビデオを作る」っていうグループ課題に取り組んだことかな。っていうのも、まずみんなでベースとなる曲を一つ選んで、その曲を課題に沿った内容に替え歌風にするの。

歌詞ができたらみんなで分担してレコーディングをして、そこから動画撮影、編集をしたよ!ワーク内容もすごく斬新で面白かったし、何よりチームのメンバーで一つの作品を作り上げることが楽しくって充実してたな。

ホームステイという選択

▲留学中の滞在方法の一例

ーTさんは10か月間、ホームステイという滞在方法を選ばれましたが、ホームステイを選んだ理由や、ホームステイにして特によかったなあと感じることは何ですか?

じゃまず理由から説明するね。私費留学あるあるだと思ってるんだけど、滞在方法についてエージェントの方からまず最初の期間、(だいたい3か月間くらいかな?)はホームステイを勧められるの。

それで、3カ月過ぎたら、ホームステイを続けるか、寮に入るか、自分でアパートに住むか決めるのはどうですか?って言われてその通りにまず三か月間は過ごしたかな。そのあとは寮にも憧れがあって移動するか迷ったんだけど、寮だと費用が高いっていう点と一人の空間が必要だった(寮だと1人部屋にするとかなり高額になる)点からそのままホームステイを選んだかな。

寮にも寮のメリットがあると思うし、ほんとに滞在方法は好みによると思うな。それこそ、自分が留学中何に重きを置きたいか、明確にすると決断しやすくなるはず!

次はメリットね!私はさっきも少し言ったと思うんだけど、学校の勉強がとにかく大変で忙しかったの。だからホームステイにすると料理とか、掃除、洗濯っていう基本的な家事をやってもらえて、そこは特に助けられたし、自分に合ってたと思う。あとは個別の部屋があって1人の時間も楽しめたことがいい気分転換につながったかな。

コロナによる緊急帰国!

ー留学中、ホームシックになったり日本が恋しいと感じたことってありますか?

これはね、私の場合ほんとになかった(笑)。コロナで緊急帰国しなきゃいけなくなったときはショックだったなぁ。まだサンディエゴのウィルス感染状況がそこまでひどくなかったっていうのもあって、急に全部の授業がオンラインになった時は特に驚いた。授業がオンラインになって現地の友達が徐々に実家に帰ってしまったり、寮が閉鎖したりするのを目の当たりにして帰国する心の準備が徐々にできたっていう感じかな。コロナはほんとしょうがないよね。

留学を経験したからこそこそ分かる必要な事前準備とは?

ー留学前にやっておくべきこと、準備しておくべきモノなどあればアドバイスをお願いします。

んーしいて言うなら貯金!留学中はバイトができない上、出費がなにかとかさむから貯金しておくといいかも。あと帰国後は就活で忙しくなる人が多いだろうから留学前にお金をためておくのも1つの手だよね。あとはもちろん英語学習。これはやって損することはほんとになくて、英語が分かったほうが授業も普段の生活も絶対より楽しめると思う!

モノは、基本あんまりないかも。私の場合、インスタントのみそ汁とかシャンプー、リンスを準備してたけど、荷物になるし、アメリカでも割と手に入りやすいからそこまで必要ないと思う!ああでも個人的に、300円ショップとかで手に入って、折り畳みができる洗濯物カゴはすごいおススメ!

あと化粧品(現地の学生があんまりメイクに気を使わないから、自分もどんどんメイクをしなくなるっていうことで、そこまでストックはいらないかもだけど)も必要な人は多めに持っていくといいね。

 

ー最後に、留学予定の学生、そして留学したいと考えている学生へ一言おねがいします!!

留学は本当に行動するのか、しないのかの世界。だからこそ限られた留学生活をどういうものにしたいのかは留学前に明確にすべき。留学へ行くこと自体を目標にせず、何事にも興味があったらチャレンジするべきだと思うよ!コロナで留学を考えている人にとっては不安な日々が続いていると思けど、いまきちんと準備しておくことは絶対無駄にはならないはず。皆さんが充実した留学生活を送れますように。

学生時代の留学経験はもはや珍しいことではない時代です。しかし、誰一人として全く同じ留学生活を送ることはありません。

留学先で何を学び、何を得たいのか。留学生活ではそれぞれが個々の軸を持ち、目標に向かってどれだけ自分と向き合い、努力するのかがカギとなります。新型コロナウィルスの感染状況が落着き、留学が可能になった際には、充実したonly oneの留学生活を明一杯楽しんでください。

この記事が皆さんの挑戦を少しでも後押しするきっかけとなれば幸いです。応援しています。

コメント

  1. […] アメリカに長期私費留学した先輩の記事はこちら […]

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