【学生起業】―第2部―「ボランティアを職業に」情熱あふれるスーパーボランティア大学生

国内ボランティア

ー第2部ー

今回の先輩大図鑑は甲南大学2年生の宮内輝さん(以下ひかるさん)にインタビューしました!

ひかるさんは大学1年時にボランティアサークルを立ち上げ、その後起業したいという思いから会社を設立しました。現在学生社長としてご活躍され、新聞やヤフーニュース、テレビなどにも取り上げられています。

神戸のスーパーボランティア大学生 夢は…ボランティア一本で食べていくこと/デイリースポーツ online
大学でボランティアグループを立ち上げた神戸の男子学生が、子供向けのイベントを積極的に開催し、地域で一目置かれる存在になっている。中学のときに実業家稲盛和夫氏の本を読んで感銘を受けて以来、起業を目標にしてきたという20歳。「今は学生という立場...

中学生のときから絶対に社長になると心に決めていた彼は、現在運営しているボランティアの会社にたどり着くまで6つの事業に失敗しているとか…!?学生生活の全貌を詳しくお話ししていただきました。

さらにひかるさんは先輩大図鑑vol.28インタビュー協力者である吉田さんのお友達で、彼の記事を読んで自らクルーズに声をかけてくださいました。その行動力の秘訣についても語っていただきました。

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「何か初めてみたいけれど勇気が湧かない…」「最近だらけてしまっていて刺激が欲しい」そんな気持ちを持った方必見の記事です!

神戸を元気に!スーパーボランティア大学生が展開する事業とは

具体的なボランティア事業内容

―「焦り」を気持ちだけで終わらせることなく、その気持ちをバネに類い稀なる行動力を発揮しているひかるさん。実際に今行っているボランティア事業の具体的な内容をお話ししてもらいました!

僕たちは「子ども食堂」や「子ども塾」など、子どもに関する活動をメインで行いながら、地元である神戸市を活性化させるためならなんでもやるよ!というスタンスで幅広く活動を展開しています。

子ども支援|子ども食堂/子ども塾/子ども預かり/3日間くらい家を借り児童館を展開 /映画館や水族館、動物園などへのお出かけ/子どもたちの夢を叶える活動としてオープンカー乗車(ポルシェ2台)/超巨大ロールケーキづくり(1.5m) /巨大かき氷作り

お年寄り支援|コロナ禍で買い物を代行をするお助け隊 /家事代行/ペットのお散歩代行
学生支援|学生からカップラーメンを集め、一人暮らしの学生に配るという一人暮らしの学生支援/サークル探しに困っている1年生のためサークル探しのサイトを開設/大学の情報を提供
その他の活動|献血活動にメンバーみんなで参加/外来魚がたくさんいて危ないとのことなので、釣って唐揚げにして食べる/ゴミ拾いで集めたペットボトルを使って船を作り、海を渡る(死にかけたらしいです…笑)/清掃活動/ラジオ体操の見本役

ふざけた活動から真面目な活動まで行っています。思いついたことはなんでもやろうという感じですね!

▲子どもたちとの活動の様子。みなさん素敵な笑顔です!

「おもしろいボランティア」を目指して

思いついたら即実践!

―活動の幅の広さはもちろん、内容の濃さや面白さにも驚きが隠せません!!!どうすればそのようなアイデアが浮かぶようになりますか?

まず、お笑いが好きなのもあり、面白いことがしたいという気持ちが根底にあります。ボランティアって真面目なものが多いじゃないですか。

けれど真面目でなければいけないということはないし、面白いボランティアになりたいと思って。思いついたことはとにかく行動に移しています。

そうして活動していく中で、次にやってみたいことが出てくるので、それをすぐ実践します。

行動しながら考えるというスタンスで、思いついたことは速攻でやってみますね。例えば外来魚を唐揚げにする企画は思いついた次の日に取り組みました!スピード重視で行動に移しています。

あとはテレビでやっていることを面白そうだと感じたら真似してみたり。Instagramで面白いアイデア募集したりもしています。ひとりでは限界があるので、周囲の意見も頼ります!

「おもしろいボランティア」のマネタイズはいかに?

―思い立ったらすぐ行動。まさにこれを具現化しているなと感じました!例えばオープンカー乗車やロールケーキづくりなど、活動をしていくにはお金がかかりますよね。経費はどのようにやりくりしていますか?

最初は僕と相棒の子の自腹でした。絶対成功させるという思いを持ちながら活動していたので!

綺麗事だけで生きていきたいという思いから、寄付で回したいと考えました。クラウドファンディングに挑戦してお金を集めたり、サイトに募金できるシステムを搭載し集めたりしました。

あと募金箱を作りました。子ども食堂に設置するなど工夫することでうまく集められ、おかげでお金にはそこまで困ることなく活動できています。

さらに神戸市役所から気に入っていただけて、信頼してもらえ事業を任せてもらえるようになったので、それで収益が出たりしています。

活動自体、基本的にお金がかからないように工夫していることも大きいと思います。

子ども食堂でしたら、食材を寄付で集めていますし、飲食店の定休日の日にお店を借りることで場所代もかからないようにしています。

人件費の方も、ボランティア団体なので無料できてくれる人がほとんどなんですよ。優しい人たちに支えられています。

 

―「信頼」で事業を展開されているのですね。

そうですね。信頼が今後かなり大切になると思うので!お金がなくても信頼度を上げていくことで、信頼がお金に変わっていくと考えて活動しています。

このボランティア事業も僕の中の計画のうちのひとつなんですよ。この事業の次にまた大きなものを展開させたいと考えています。どんどん進んでいくうちのひとつのステップですね。

▲ボランティアに関する講演を行う様子

「職業=ヒーロー」を目指して

―ちなみに次の展開はどういったものをお考えですか?

次、かなりアホらしいんですけど(笑)「ボランティアを職業に」の展開が、様々な人に取り上げられたことでかなり見えてきて。

やり方も見えてきたことでパンチが弱いなと感じ始めたんです。

次なにしよう、もっとアホじみたことしたいなという思いから、「職業=ヒーロー」みたいなものを作れたらいいなと思いました。男の夢やん!って(笑)

ヒーローって何だろうと考えたときに、「地域の兄貴」という存在が浮かんだので、次はそれを目指しています。

それに繋がるかどうかはわかりませんが、今自分で歌を作っているんですよ!あと自分の本を作っています。自分の本持っていたらかっこいいじゃないですか!


▲子どもたちとの写真。もうすでに地域の頼れる兄貴感が漂っています!

―まちがいないです!「職業=ヒーロー」って初めて聞きましたよ!

発想がもともとめちゃくちゃバカなんですよ!(笑)「職業=ボランティア」も最初は周りからめちゃくちゃ笑われましたし、「お前それできるわけないやん」って言われてきました。

けれどここまできてみんな認め始めて。逆に「すごいやん!」って言われるようになりました。朝3時起きの生活もメンバー何人かついてきてくれています。

そんな中で、次はもっと笑われることをしたいなと思うようになりました。

笑われるようなことを逆転したい。そういう思いから「職業=ヒーロー」を実現させようと考えました!

これが実現できたら、次の目標も見えてくるし、すべてはステップにすぎないですね。

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