【研修会】プロインタビューライター一本麻衣さんによるインタビュー・ライティング研修会レポート

Column

みなさんこんにちは!今回はCrews×Clues内部の独自企画として、プロのインタビューライターの一本麻衣さんに「インタビュー・ライティング研修会」を開催していただきました!

▲一本麻衣さんのプロフィール

Crews×Cluesメンバー一同、読者のみなさんに日本全国の学生の声を届けるべく、日々インタビューやライティング活動に取り組んでいます。しかしながら、全メンバーがインタビューやライティングの初心者であり、お互い手探りの中活動を続けてきました。

・もっとインタビューに協力してくれる方の言葉を引き出したい…!
・インタビューやライティングの力を磨きたい…!
・読者のみなさんにとって有益な記事が書き続けられるようになりたい…!

Crews×Cluesメンバーは、このような熱い思いを抱いていました。そこで、3月にCrews×Clues史上初の内部研修会として外部講師として一本さんをお招きし、Crews×Clues独自の研修会を開催することにしました!

一本麻衣さんによるインタビュー研修会の内容を読者のみなさんにもチラ見せしちゃいます!

研修会コンテンツ

研修会コンテンツの紹介

Crews×Clues代表メンバーへの1対1のインタビュー

今回は、Crews×Cluesのメンバーの一人、らんぼにインタビューをしていただきました!2021年4月より大学院へ進学を決めたらんぼですが、大学時代に経験したコロナによる留学の中止、卒業論文の執筆、大学院進学の決断など、多岐にわたる経験をしました。

その一つ一つの経験に寄り添い、らんぼ自身の言葉を引き出してくださいました。1時間、ふんわりとした雰囲気の中たっぷりとインタビューをしていただき、らんぼ自身も大学生活4年間を振り返る良い機会となりました。

一本さんによるインタビュー記事のご執筆

一本さんには、約10時間という長い時間をかけ、らんぼのインタビュー記事をご執筆いただきました。タイトルや見出しは先を読み進めたくなる魅力的な言葉が散りばめられ、インタビュー時の雰囲気、らんぼの人柄が伝わる巧みな文章に、インタビュー・ライティングすべてが初心者であるCrews×Cluesメンバー全員が圧倒されました!

一本さんに対する質問事項の取りまとめ

一本さんにご執筆いただいたインタビュー記事、そしてインタビューの様子を撮影させていただいた動画をメンバー内でシェアし、一本さんに対するインタビュー・ライティングに関する質問や聞いてみたいことを取りまとめました。全メンバーがインタビューやライティングに関する学びに対して積極的で、メンバー内では約40を超える質問が集まりました!

インタビュー・ライティング研修会開催

一本さんとCrews×Cluesメンバーが一堂に会し、1時間の質疑応答形式の研修会を開催しました!インタビュー・ライティングのコツや、持つべきマインドセット、身に付けるべき力など、Crews×Cluesメンバーの多岐にわたる質問に対し、親身にお答えいただきました。

今までは疑問に感じることを、お互い初心者でありながらメンバー同士で解決できるように務めてきました。しかし今回、一本さんのアドバイスをいただいたことにより、新しい発見や学びを得ることができ、自分のインタビューやライティングの活動に自信を持つきっかけを掴むことができました!

研修での学びのまとめ

筆者が重要だと考える、インタビュー・ライティング研修会での学びを4つ紹介させていただきます!インタビューをすることは、良い「聞き手」になることと直接的に結びつきます。読者の皆さんにとっても、良い「聞き手」となるための手がかりとなる考え方が見つかるはずです!それでは4つのポイントを見ていきましょう!

インタビューの目的をインタビュー協力者と共有すること!

一本さんが最も強調されていたことの1つに、「目的の共有」というポイントがありました。

インタビューという「場」を設定し、会話をするためには、インタビューアーである自分と、インタビュー協力者である相手が、同じ「目的」に向かう必要があります。

これはインタビューだけに限らず、人と一緒に何かを成し遂げる時には必ず必要になってくる行為だと思います。日常生活から常に意識したいコミュニケーションに置けるポイントでした。

滑らかに質問することを目的にしない!

インタビューを進めていくと必ず感じることは、“沈黙”に対する恐怖。

「次の質問、何にしよう…」なんて考えていると相手の話がいったん途切れてしまった。沈黙ができてはいけないと思いなんとなくその場を取り繕って話を進めてしまった…なんてことは日常生活でもみな経験することですよね。

一本さんは、「良い質問をすることが善ではなく、良い『聞き手』となり、相手の話にとことん耳を傾けることに意識を集中させることが大切。相手の話に耳を傾けるときには、相手よりも一歩後ろを歩くイメージを持ち、追い越すのではなく、相手が安心して歩けるように、相手のスピードの合わせることが第一!とおっしゃっていました。

インタビューには「北風」と「太陽」の使い分けが肝要

イソップ寓話で有名な「北風と太陽」。北風と太陽が力比べをして、旅人の上着を脱がせようと競い合うお話ですね!

一本さんは、『インタビューで質問すること=北風』、『インタビューで相手に感想や同調を伝える=太陽』という例えを用い、相手の心を開かせるには太陽の役割を果たす、相手に感想を伝える・相手の気持ちに同調するということを第一に考えることが大切であるということを教えてくださいました。

インタビューというと、どうしても「良い質問をすること」が大切だと思われがち。しかし、何よりも相手が自分の心に正直になり、安心して話ができる関係性を構築することのほうが大切。日常生活の中でも意識したいコミュニケーションのあり方です。

時には自分が「イジワルな評論家」となることも必要

インタビュー記事を見返すときは、どれだけ自分の記事を客観的な視点から捉えられるかが肝。

一般的に話し言葉をそのままインタビュー記事にすることはできません。なぜなら話し言葉特有の表現や、言葉の欠落などがあり、記事に落とし込むと論理性に欠け、読者が理解しづらい文章になってしまうからです。

だからこそ、相手の言葉を残しつつ、相手の伝えたいことが一番伝わる文章に整える必要があります。そこで大切なのが「これ、論理的におかしくない?」とできるだけ“イジワルな評論家”になったつもりで自分の記事を客観視する力だそう。読者の皆さんが文章を書くときにも役立つ考え方ですね!

▲研修会の様子

Crews×Clues史上初の研修会でしたが、お忙しい中、Crews×Cluesのメンバーの学びのためにお時間を頂戴した一本麻衣さんに心より感謝申し上げます。

一本さんのインタビュー記事は、インタビューをする側の私たちにとっても、読者のみなさんにとっても学びの多いものばかりです!ぜひ一本さんのSNSやnote、インタビュー記事をご覧ください!

これからもCrews×Cluesは読者の皆さんに挑戦への手がかりとなる言葉を届けていきます!一緒に新しい世界に出会いましょう!

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