【中国留学】 ー長期留学に行って感じた目標や将来のビジョンを持つ重要性ー

留学
今回の先輩大図鑑は、学習院大学国際社会学部国際社会学科4年の奥原瑞貴さん。
大学3年次を休学し、1年間中国の復旦大学に留学した瑞貴さん。彼女は父親の仕事の都合で8歳まで中国、8歳から12歳までイギリスで生活し、どちらもインターナショナルスクールと現地校に通っていました。
そんな彼女がなぜ、中国に留学をすることを決めたのか、中国での長期留学で感じたことなど、ボランティアの経験、沢山語っていただきました!
留学に行こうと思ってる方、留学に行こうか迷っている方、多くの方に読んで欲しい記事となっています!

中国留学での生活

中国に長期留学を決めた理由

長期留学を中国でしようと思った理由はなんですか?

一つ目の理由は、大学で1ヶ月以上の留学が必須だったということ。行かないと卒業単位にならなかったの。あと、小さい頃イギリスに住んでたこともあってもともと英語ができたっていうのがある。でも大学に入ると、みんな英語はできるから何か違う言語語学を身につけたいと思って!父が中国赴任してたのもあって親近感を持っていたから、そして自分的に英語の次に重要な言語なんじゃないかと思って留学地は中国にしたよ。

 

そうなんですね!じゃあ、1ヶ月留学すれば単位はもらえるのに1年行った理由ってありますか?

普通に短期間だと自分は身につかないから。いくならガッツリ行って学びたかった。

 

中国での暮らし

中国留学生活について教えて欲しいです!

私は大学の寮に住んでたんだ。中国はね、とにかく安い!学費も寮費も食費も全部安い!

日本の大学生活との違いは縛られないし、自由だなと思ったよ。そこが一番だったかな。

私は留学に行ったところはとにかくいろんな国の学生がいて。留学に行くときに日本人の子と仲良くなると、留学に来ているのに結局日本語ばっかりで話しちゃうかもしれないから、あんまり日本人の友達を作らない様にしていた。英語が話せるっていうのがあったから、自然に英語でコミュニケーションをいろんな国の人と取ってたかな。フランス人とかドイツ人、韓国、タイ、アメリカ人も。結局日本人とも仲良くなったけど、一緒に遊んだり、行動するのは別の国の人だったかな。

⬆︎中国留学でできた友人と上海ディズニーに行った時の写真

 

中国と日本の違い

中国留学に行って思ったこと感じたことはなんですか?

その地でしかできないことをやるべき!時間が限られているから。日本でもできることはやらない様に心がけてた!あと、「嫌だな」と思うこともやってみることの大切さもある。「これ中国語でなんていうんだろう」っていう未知の世界に飛び込むのって正直嫌だし、日本人といる方が楽じゃん?でも、せっかくきたんだから、最初きついと思ってもそういう外国人ばっかりの団体に飛び込んだり、話しかけるっていうのは自分からしてた!「行動すること」の大切さは学んだね。

 

素敵な学びだと思います。では、中国で生活していて、日本より中国の方がいいなって思ったことあったりしますか?

めっちゃある!一つ目はとにかく安い!自転車もタクシーも食費も寮費も飲み代も安い!自転車の場合は、道路に自転車がバーって並んでて、その自転車にQRコードがついてて、それを読み取って決済すれば乗れるの!

中国ってすごいモバイル決済が進んでいて、財布持ち歩かなくてWeChatPayとAliPayでなんでも決済できる!自転車は二元だから、三十円で行きたいところに行って乗り捨てればいい!

⬆中国のクリスマスマーケットの写真

 

めっちゃ安い!それに携帯一つでなんでも決済できるのは楽でいいですよね。じゃあ中国と日本の共通点みたいなのってありましたか?

ほぼないかもしれない。本当に中国人と日本人は真反対なの。日本人ってシャイじゃん?意見いうのも勇気がいるし、あんまり自己主張する感じではないよね。でも中国人は意見いう人しかいない。

国ごとに習慣とか違うから、日本とは違ってもそれが当たり前の世界に入ると、自分は結構受け入れてしまう性格。だから、私は日本も中国もどっちでの生活も好きだな。

 

中学留学での変化

中国留学に行って自分自身に起きた変化、気づきがあれば教えていただきたいです!

将来のビジョンを持つべきだなってすごい思った。思ったきっかけとしては、留学で出会った友達から、「瑞貴って日本で何やってんの?大学の専攻はなんなの?」って聞かれて「国際社会学」って答えると「何それ」みたいな。どんどん聞いてくるのね。その人を知るために。そして逆に私も彼らを知るために聞くと、ものすごく自分のやっていることを具体的に話すし、誇りを持ってる。「将来こういうことをやりたいから、今中国語を学んでいるんだ」みたいな感じで、自分がなぜ今これをやってるのか、将来どんなことをやりたいのかをすごい明確に話してくれたのね。だから、そこですごく差を感じた。

大学時代に好きなことやるのはもちろんいいんだけど、もっと明確な理由とか夢を持って行動しないと他の国の大学生に負けてるなって思ったの。

⬆︎留学先での友人との一枚

 

ボランティア活動の経験

ボランティアを始めたきっかけ

NPO法人子供国際村ボランティアという団体でのボランティアを行ってたということですが、どんなことをされていたのですか?

ボランティアをやろうと思ったきっかけがある!中国、イギリスで小学校生活を過ごしてきた身として「なんで日本は英語の授業があるのに、こんなに実用的な英語は身につかないんだろう」って思って。日本は文法とかそういうのばっかりやって、英語を喋れる様になるための教育があんまりない様に感じたの。

私の所属しているNPO法人子供国際ボランティアは気軽に、安く、外国人と交流できる空間を作るっていうのを主にやってる!活動は日本の子供達、お金がない子供たちにも気軽に交流できる場づくりがしたい。公園で外国人と子供たちを集めてゲームをするってところから始まった。私はその団体の理念とか代表のやりたいことに同じことを感じて、発足して2年ぐらいで加入した。そしてその直後にNPO法人に認定されたんだ。

⬆︎留学中の写真

 

具体的な活動

私がその団体で「教科書作り」を担当してた。

コロナになって、公園で交流することができなくなってしまってWebになったんだけど、Webで子供達集めてうまく行くのか。今まで集まってゲームしたり、歌ったりしてたんだよ?同じことをZoomでできるのかっていうと難しいから、いろいろ考えた結果、DMM英会話の無料で見れる教科書があるんだけど、それのカリキュラムとかを参考に自分たちでイラストやとかフリー素材の画像をネットから持ってきて、パワポで自分たちなりの教科書を作ろうってなった。

あと、代表はNPOになっていろんなところに書類を提出しないといけなかったり、外国人のサポーターが必要ですっていうのをSNSで投稿したりするのがあるんだけど、私は留学していたり、もともと外国にいたこともあって代表が作った文章を翻訳をする仕事とかもやってた。

 

最後に

いろんなことを大学生活で経験されているんですね。じゃあ最後に、これから大学生活を送る後輩たちにメッセージをお願いします!

時間があってお金があるなら留学にはガッツリ行った方がいいと思う。

絶対何かしら、得て帰ってこれるから!悩んでるならもう行動していってしまった方がいいと思う。でも行くなら、ちゃんと目標を立てること。例えば、英語圏に行くなら一年終わる頃にはTOEIC何百点取って帰ってくるって決める。そしたら伸び代も上げられる。ここまであげるって決めて、1年間ガムシャラにやれば目標値には行くし、目標がなければあげられるところまであげられない気がする。

 

幼少期から外国で過ごし、留学、ボランティアで異文化に触れてきた瑞貴さんだからこそ、話せるお話。何かを始めるにしても、目標を持って取り組まないと自分の成長を止めてしまう、高みを目指すには目標を立ててガムシャラに進み続けなければいけないその重要性をインタビューしながら感じることができました。
瑞貴さんは筆者のアルバイト先の先輩です。
留学から帰ってきてから中国留学の話を少しは聞くことがあり、その時から記事にさせていただきたいと思っていたため、念願叶った今回のインタビューでした。
瑞貴さんはアルバイト先でも、いつも元気でバイトのメンバーをまとめてくれる頼り甲斐のある先輩です。大学に入ってからも様々なことに挑戦し、頑張っている瑞貴さんをこれからも応援、尊敬しています!

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