【Tabippo学生支部代表】旅×野球×教育ー三本の軸で “誰もが挑戦できる社会”を作るー 

短期留学
今回の先輩大図鑑は、武蔵大学経済学部3年生の日賀野舜(ひがのしゅん)さんにインタビュー。Tabippo学生支部長、株式会社STAPIAのインターンとして活躍中の日賀野さん。コロナ禍でも旅の醍醐味を味わう方法や、人生をよりよくするためのヒントなどたくさん語っていただきました。就活に悩む大学3年生も、きっかけが欲しい大学1,2年生も必見!

旅×野球×教育

それぞれの活動を始めたきっかけ、人生を変えた旅

 

ー初めに、今やってる活動について簡潔に教えてください。

今やってるのは株式会社Tabippoの学生支部代表と、株式会社STAPIAの運営兼SNSコンサルタントです。STAPIAは、海外での教育実習プログラム「GTP」を提供している会社です。このプログラムのコンセプトは「世界中の学校で先生になる」。フィリピンのセブ島、フィンランド、ハワイで教育実習ができます。

Tabippoは旅そのものを普及させることが目的の会社です。観光地のPR、運営しているメディアで旅行情報を流す、イベント開催等をメインにやっています。「旅で世界をもっと素敵に」がコンセプトで、旅をしたら社会がもっと好きになるんじゃないかっていう考えが基になっています。

もう一つの目標として、若者が旅する文化を作りたいっていうのがあって。Tabippoでは、10~30代前半に旅を普及させるべく活動しています。学生支部は300人規模で活動していて、優勝者に世界一周旅行券をプレゼントする「世界一周コンテスト」や、「バックパックフェス」を開催しています。バックパックフェスは2022年の2月に開催予定です。

 

それぞれの活動を始めるにあたって、何かきっかけはありましたか?

STAPIAは、GTPに参加した半年後から運営側のスタッフに。代表に出会ったことが大きかったかな…代表もTabippoの世界一周コンテストに出てて、勧められて出場したことが一番最初のきっかけです。

▲世界一周コンテスト参加時の写真。

 

ー日賀野さんにとっては旅が人生の転機になっているんでしょうか?

はい。自分は高校までずっと野球をしていて。大学に入学してからも野球を続ける選択肢はあったんですけど、他のことにもチャレンジしてみようと思って。1年生の最初は何をしようか迷っていましたね。親戚との縁で海外が身近だったり、旅系Youtuberもよく見ていたので海外に行きたいという思いはあって。

そんな時に、大学の事務室で海外教育実習(GTP)のポスターを見かけて応募しました。そのプログラムが現地集合現地解散で、せっかくならついでにいろんなところを旅してみようと思って。そのままセブからシンガポール、オーストラリア、タイを回って日本に帰ってきました。そこでかなり自己肯定感が高まりましたね。あとは、成長意欲の高い人々と出会って変わりました。

▲GTP参加時の写真。

https://crews-clues.com/volunteer_sdgs/

https://crews-clues.com/new-school-life-career-planning/

 

ー海外に出て一皮剥けた実感を持ったとのことですが、具体的にはどのような変化がありましたか?

一番は、「ここまで一人で来られるようになったんだ」と実感したことですかね。一人で来た分全部自分でなんとか工面したり、映画でよく観るような遠くの景色を自分の目で実際に見る体験をしたり。あとは、文化、言語、人種の違いを目の当たりにしたこととか。世界はこんなにも大きいってことに気がついて。まだまだ自分にできることもたくさんあるんじゃないかと思うようになりました。

 

ー日本を飛び出しての異文化体験で、世界を捉える価値観が大きく変わったんですね。コロナで思うように旅行ができなくなって、何か大きな変化はありましたか?

シンプルに海外に行けなくなったことですね。流行り始めた時はちょうど海外にいて、日本に帰るのも一苦労でした。大学2年生の間に海外に行けないのは本当に悔しかったですね。でも、悲観はせずに、しょうがない、置かれた状況でどうにかしようと思いました。ちゃんと結果を残す人はどんな状況にも適応しますし、周りにはこんな状況でもどうにかお金を作り出して生活する人々がいたので。自分は旅と野球と教育の三本柱を掲げているので、今のこの状況で柱をどうするか考えました。コロナ禍での旅をどう推進するかとか。

 

コロナ禍でも味わえる旅の醍醐味

ーコロナ禍で入学した学生たちは、海外での異文化体験をするのが厳しい状況に置かれていると思います。日賀野さんとしては、この状況でできる経験としてはどのようなものが挙げられると思いますか?

言ってしまえば、海外に行って得られるものは日本国内でも得られると思うんですよね。移動を旅とする見方もありますが、個人的には旅の醍醐味は移動距離よりも非日常をどう味わうかにあると思っているので。緊急事態宣言の兼ね合いでそもそもの外出が難しい時期もありますが…例えば、いつも渋谷で遊んでいるけど巣鴨に行ってみるとか。そこでお店に入ってみたり、人と話してみたり。そこで何を感じるかがポイントだと思います。ホテルで一流のサービスを受けてみて、それをどう感じるか?とか。違う場所で全く同じ経験はできないので。日本国内でも非日常を味わうことは十分にできます。違う環境に身を置いて、自分が何を感じるかが大切です。ワクチン、pcr等それぞれができる対策を講じた上で、置かれた環境でできることを探してみるといいと思います。いくらでもできることはあります!

 

高校野球の可能性を広げる

ー日賀野さんの活動の軸は旅と教育の他に野球があるとのことでしたが、具体的にどのような活動をされているのですか?

TabippoとSTAPIAの2つの活動を進めながら、Little Youというコンテストに「高校球児を海外に連れて行く」のコンセプトを基に参加しています。高校時代の自分がやりたかった異文化体験の機会を作りたくて。自分は「海外に行くと成長速度が3倍になる」と思っていて。今野球に全力で向き合っている高校生も、先のことを考えたら9割方は野球のプレーで食べて行くことはできないんです。それじゃあ、高校球児から野球を引いたら何が残るんだろう?それ以外のステージでも活躍できる姿をイメージするのも難しい人が多いんじゃないかな、と思って。いろんな価値観を得るきっかけや、勝ちを目指すだけじゃない野球の形を広められたらいいなと思っています。

▲高校時代の日賀野さん。

 

ー具体的に、高校球児を海外に連れて行ってどのような活動をしようと考えていますか?

GTPのような形をイメージしています。東南アジアの子供たちに野球を教えたり、交流をしたり。野球は海外では基本的にマイナーなスポーツなんです。グラウンド整備にもお金がかかるし、サッカーやバスケみたいにボール1つでできる競技では無いので…スポーツは、それに関わる人間の物語でもあります。日本の高校野球で言ったら、礼儀やフェアプレー精神だったり。それを文化として世界中に広めたいんです。この目標に向かって取り組むことは、日本の球児にとっても現地の人々にとっても挑戦するチャンスにもなります。そうやって、誰もが挑戦できる社会を創りたくて。

 

チャレンジし続けてきた彼が読者へ伝えたいこと

ー日向野さんは、ご自身の将来についてはどのように考えていますか?

うーん、将来に関してはどうにかなるんじゃないかな、って感じであまりはっきりとは決めていませんね。コロナや自然災害で先が読めない世の中でもありますし…とにかく、どこかにピントを合わせたり、決めつけずにあえてぼんやりさせています。今の活動をめちゃくちゃ頑張っていればどうにかなる!と思って。何年後にこうなりたいというビジョンと、キャリアを積んでいきたいという目標はあります。今は誰かに大きな影響を与える人になりたいのが一番ですかね。自分が人から影響を受けてきたので、今度は自分が与える番として。そのためにも、流れに身を任せつつ目の前のことに一生懸命取り組んで、いろんな経験を積んでいきたいです。来る時にその経験を活かして最良の選択ができたらいいなと。

 

ー大学3年生となると就活について考え始める人も多いですよね。

そうですね。でも正直焦っても仕方ないのかなと。ガクチカをわざわざ探すんじゃなくて、自分がやってきたことに自信持つのが一番だと思います。だって、大学に4年通っただけでも十分すごいじゃないですか。自分がしてきたことを「他人と比べる」のではなく「自分がどう捉えるか」が大事なのかなと。物事は捉え方次第。いろんな角度で捉えるためには経験が必要になってきますよね。

 

経験がより良い経験を呼ぶ

ー大学1,2年生に向けて何かアドバイスはありますか?日賀野さんは学生支部の代表ということで、後輩たちと接する機会も多いことと思いますが…

後輩には読書と恋愛はした方がいいとアドバイスしてます(笑)

個人的におすすめなのは喜多川泰森岡剛、Google系のビジネス書。ジャンル関係なく、ざっくばらんに色々読んでみるのがいいと思います。

学生支部の後輩たちには、いろんな役職に就いて、いろんな経験をしてほしいと言っています。役職に就くための努力、ポジションに就いてからの経験で成長できるので。その経験がより良い経験につながって、どんどんいいサイクルが出来上がるんですよね。学生支部長としては、能動的に動いてくれた人に任せたいなと思っています。次の幹部もそれで指名しようと思ってます。決して僕がそうしたいからではなく、能動的に動く後輩たちの行動、努力が掴み取ったものです。

あとは、とにかくしがみつく、わからなくても時間を作ってやってみる、ですかね。興味があることに一生懸命に取り組んでいれば、必ず助けてくれる人が現れます。新しいことを始めるときに、量をとるか質をとるか悩む人も多いと思います。僕は最初はとにかく量が大事だと思います。質は後からどうにでもなるので、まずはとにかく時間を作って取り組んでみること。

 

他者の価値観を尊重すること

ここまで強気でお話ししてきましたが、自信は持っても謙虚感謝は忘れてはいけないなと思っています。他者からの指摘を認めたくない部分があったとしても、自分の中で分析して考えて直すと改善点が見つかるんです。もちろん、指摘してくれた人への感謝も忘れずに。

自分がこれまでやってきた経験に自信を持つことは大切です。でも、そこで驕り高ぶって他人の価値観を否定しないことはもっと大切だと思います。

 

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これまでの経験を自信とパワーに変えてきた日賀野さん。先が読めない世の中だからこそ、自分の経験を信じて流れに身を任せる柔軟な生き方がひとつの鍵になるのかもしれませんね。
この記事が読者の皆様にとって、それぞれのペースで前に進めるヒントになることを祈っています。
そろそろ海外旅行したい!!!!!!!

 

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