【学生起業】―第3部―「ボランティアを職業に」情熱あふれるスーパーボランティア大学生

国内ボランティア

ー第3部ー

今回の先輩大図鑑は甲南大学2年生の宮内輝さん(以下ひかるさん)にインタビューしました!

ひかるさんは大学1年時にボランティアサークルを立ち上げ、その後起業したいという思いから会社を設立しました。現在学生社長としてご活躍され、新聞やヤフーニュース、テレビなどにも取り上げられています。

神戸のスーパーボランティア大学生 夢は…ボランティア一本で食べていくこと/デイリースポーツ online
大学でボランティアグループを立ち上げた神戸の男子学生が、子供向けのイベントを積極的に開催し、地域で一目置かれる存在になっている。中学のときに実業家稲盛和夫氏の本を読んで感銘を受けて以来、起業を目標にしてきたという20歳。「今は学生という立場...

中学生のときから絶対に社長になると心に決めていた彼は、現在運営しているボランティアの会社にたどり着くまで6つの事業に失敗しているとか…!?学生生活の全貌を詳しくお話ししていただきました。

さらにひかるさんは先輩大図鑑vol.28インタビュー協力者である吉田さんのお友達で、彼の記事を読んで自らクルーズに声をかけてくださいました。その行動力の秘訣についても語っていただきました。

【学生起業×旅】自分の殻を破った先に見えた新しい世界と出会い
今回の先輩大図鑑は、関西大学商学部2年生のよしよしこと吉田圭吾さんにインタビューをさせていただきました! 吉田さんは、2年生の後期より休学中で、現在は12月にオープンしたばかりのシェアハウスを運営しています。そのシェアハウスの...

「何か初めてみたいけれど勇気が湧かない…」「最近だらけてしまっていて刺激が欲しい」そんな気持ちを持った方必見の記事です!

本気で取り組むからこそおもしろい。

30年で立てている人生計画

―ひかるさんは最終的にどのようなビジョンを描いていますか?

30歳くらいまでに人生のやること全て終わらせたいと考えています。なので人生計画30年で考えているんですよ。

誰も追いつけないバリかっこいい人になりたい。この思いを実現するため今頑張っているという感じです。アホじみたことを本気でやっているので、だからこそ面白いと思っているんですよ!

自分でも笑っちゃうくらいおもろいんで。「人生=ネタ」そのくらいがちょうどいいと思っています。

普通のことだと、できたとしてももっとできる人がいるじゃないですか。誰もが無理だと思っていることをやり遂げることがめっちゃ気持ちいいんですよ。そういう人生歩んでいきたいです。

挑戦心は毎朝のルーティンから

―「誰もが無理だと思っていることをやる」挑戦心の高さに感銘を受けています。そのやる気はどこから湧いてくるのですか?

僕のやる気の源は「すごくかっこいい人になりたい」という目標があり、その目標達成のための毎朝の行動です。

イメージをし、モチベーションがあがる動画を見て、ノートに書いて人生計画をもう一度確認します。そこから1日が始まります。

さらに自分用の言葉を確認し気合いを入れ直しますね。このルーティンを重ねると、目標達成のため行動するのは当たり前だと気づかされるので、やる気が湧いてきます。

あとプラスで、やる気を入れ直すのに落ちた大学を見に行きます。僕、大学受験を死ぬ気で頑張ったのに失敗したんですよ。悔しい思いを忘れないことでやる気がみなぎりますね。

さらに自分の分析をある程度してます。僕だったら頭も良くないしそんなかっこいいわけでもないし、特化した能力もないので、だったら行動するしかない!と思っています。

行動するのは恥ずかしい気持ちもありますが、してしまえばいいやというスタンスです。

特化した能力がないならその分動けばいいやんって。動いたもの勝ちだと思っています。友人などに自分は行動力だけはすごいと発言したり、朝起きて自分に言い聞かせることで行動しています。

▲BE KOBE 未来プロジェクトにてW受賞したときの様子

学生社長が考える「大学」とは

大学とはどんな存在?

―大学受験で悔しい思いをされていたのですね!中学生の頃から社長になると決意していたりと、やりたいこと・なりたい姿がはっきりしており、自ら行動を起こせているひかるさんにとって「大学」とはどんな存在なのか気になります。

大学=「大学生」という肩書きをゲットできるものだと考えています。

大学行かずに何か挑戦して失敗したら、戻ってきたときにただのニートになってしまうんですよ。しかも学生という括りがないだけですぐに結果を求められると思うんです。

それってチャレンジする側からしたら怖いじゃないですか。しかし大学生なら、もし失敗しても「大学生」に戻れるんですよ。

あとは純粋に大学という場所に憧れがありました。社長になるために経営学部を選んだのですが、正直あまり学べている気はしないです(笑)

大学の授業にピンと来なかったので今は休学していて、次の5月までする予定です。

けれど、コミュニティづくりの面で大学はすごく意義のあるものでした。最初ボランティアサークルから始められたのも大学のおかげです。

あと、大学生ブランドがすごく強いです。会社を立てたとしても、「若者」となると結構いるんですけど、「大学生」となると珍しくなるんですよ。メディアでの取り上げられ方が違いますね。

たった4年間だけの大学生活、本気で取り組まなきゃ勿体無い!

▲ボランティア仲間たちと子どもたち

―たった4年間しかない大学生である今をフル活用し全力で過ごされていることが伝わります。先ほど「大学生活は夏休み」という言葉が出てきましたが、実際そのように考えている人もいると思います…!ひかるさんから熱いお言葉をかけるとしたら、なんと声をかけますか?

視野を広げた方がいいと思います!周囲の人々しか見えていない可能性があるのではないでしょうか。

視野を広げれば、自分より頑張っている人や死ぬ気で物事に取り組んでいる人はいっぱいいる。

自分より頑張れていない人だけを見てしまっているのはよくないことです。その中でも、一歩踏み出したいと考えている人がいれば僕のこの熱意を与えて一緒に燃えて頑張ったりしますよ!

かける言葉としてはそれはバリ勿体無いことしてるでって感じですね。多額のお金もかかり、大学生でいられるこの貴重な時間に本気にならないともったいないと思います。

大学ってすごく狭いコミュニティだからそこしか見るのではなく、そこから飛び出ないとと思います。

あと、ダラダラしている人たちは見ている余裕がないです!もっともっと上の人たちに可愛がられなって思いますし、ついてきてくれる後輩達は一緒に燃やしていかなきゃと思うので、見ている余裕がないです。

【ストイック】成功する大学生になるために学生社長がやったこと

▲ひかるさんは自身のyoutubeチャンネルにて、大学生に向けた熱いメッセージを語っています!

―そうですよね!変えられない現実を変えようとするのではなく、こちら側から手を差し伸べられる場がこのクルーズであればいいなと思っています。自分たちが変わっていく過程で誰かの心に響き、その子が変わる「きっかけ」になればいいですよね。

クルーズ(Crews×Clues:この記事の執筆を行っている私たちの団体のことです!)のいいところって、記事を通して頑張っている人をみれるところだと思います。

それを見た人が、自分も頑張ろうって思える場を提供しているじゃないですか。

自分が燃えることで、それに共感してくれる人たちと一緒に燃えることができる、そういう場所がクルーズだと思っていて、すごく魅力的だなと思います。自分から変わりたいと思える人じゃないと変われないですよね。

変わりたいと思う人はクルーズの記事を見てみるのがいいと思います!

↑クルーズを褒めていただきとても嬉しかったので記事にさせていただきました(感涙)

ボランティア団体「Palafool」

▲palafoolWEBサイトページの画像

―ひかるさんが運営されている「パラフル」のサイトを拝見しました!すごく見やすくて感動したのですが、こちらのサイトはひかるさんが作成したのですか?

相棒の子と一緒に作りました!相棒の子がプログラミング系が得意なのでサイトの作成をしてもらって、僕がアイデアをたくさん出しました。

めっちゃ時間かかりましたよ〜!何回も修正しました。

今やっと「パラフル」って検索したら、検索歴の上の方に出てくるようになりました。

作成において工夫したことは最初に30秒の動画を入れたことです。サイトを見てもらうより動画を見た方が理解しやすくなると思ったので。

あとは参考にしたサイトはNPO法人クローバーさんです。大変お世話になっている団体で、一緒に活動も行っています。

NPO法人クローバーWEBサイト

メンバー集めの秘訣

―パラフルははじめ、ひかるさんと相棒さんのお二人でスタートし、現在は140人以上メンバーがいらっしゃるんですよね!メンバー集めの秘訣はありますか?

新規のメンバーを増やすことに重点をおくのではなく、今いるメンバーをすごく大切にすることに重点を置きました。そうするとメンバーからの口コミで広がっていくんです。

あとは新歓などで自分たちの団体を売り出さなかったことです!新歓っていろんな団体からうちに入らないかってアプローチされてうざいじゃないですか!(笑)なので僕らが行ったのは、新入生のサークル探しのお手伝いをすることでした。ボランティア団体なので!

そうすると「なんでこんなことしてるんですか?」って興味を持ってくれる子がいるんですよ。そういう子に自分たちのことを説明していました。SNSの戦略としては、活動にきてくれた人の個人アカウントで自分たちのことをメンションして投稿してもらいました。投稿する文章と写真を用意して、投稿できる準備ができた状態にしてプレゼントしています!

団体のアカウント内で発信するだけだと、そのフォロワーしか見れないけれど、こうしてもらうことで見てもらえる人が格段に増えます。あと団体についてよく来る質問をまとめた投稿をすることで、団体に入りたいと思っている方が迷わないようにする工夫もしています。

読者へのメッセージ

▲今後も仲間たちと素敵な活動を展開していくことを期待しています!

―起業の経緯から詳しい事業内容、大学生について思っていること、さらに団体の運営方法まで詳しく語っていただきありがとうございました!最後に読者にメッセージをお願いします!

クルーズの記事の読者の方は、何かに挑戦したいけれど踏み出せずにいる方が多いと思います。

そういった方は、自分の心の中に「何か変えたい」と思う小さな炎を持っていると思います。その炎は燃やさないと意味がないです!

燃やすには、大きな炎を持っている人の近くにいればいいんです。そうすれば燃え移りますから。

僕は燃えすぎて火事みたいになってるんで(笑)、ボランティアでなくても、何かしてみたいと思ったら何でもいいので、僕に近寄って燃え移りに来てください。

クルーズの方も熱い意志を持っている人が多いと思うので、そういった炎を持っている人に近寄ってください!

インタビューの終わりに「3年後はもっとビックになっているので!」と言い残してくれたひかるさん。熱い想いとともに走り続ける彼の今後が楽しみで仕方ないです。

貴重なお話をありがとうございました!

✓NPO法人PalafoolWEBサイト
✓NPO法人クローバーWEBサイト 
✓Palafool Instagramアカウント
✓ひかるさん Instagram個人アカウント
✓ひかるさん youtubeチャンネル

多くの挑戦と失敗を経て、ボランティアという事業を成功させたひかるさん。彼の語りから、並並ならぬ努力、情熱、行動力が感じられました。彼の熱い想いを聞き、自分も熱い想いになった人は多いのではないでしょうか。

筆者は間違いなくそのひとりです。さらにひかるさんの語りは情熱を与えてくれるだけでなく「前に進む強さ」も教えてくれました。何かに一生懸命取り組んでいると、バカにされるなどの経験をしたことがある方もいると思います。

そんな方達には目もくれず前に進み続けるひかるさんの姿に背中を押された方もいることでしょう。大丈夫、自分を信じて一生懸命突き進んでいけばばかにしてくる人たちなんて黙るから。そう思えるようになりました。みなさんも心にある炎を燃やし続けていきましょう!

この記事が、あなたが挑戦への一歩を踏み出す「きっかけ」となりますように。

コメント

  1. […] 第3部へ […]

タイトルとURLをコピーしました