【サークル活動】サークル・授業・課外活動。 すべてに全力投球した女子大生

サークル活動

先輩大図鑑サークル編!

今回のインタビューは大学4年生のm.sさん。彼女が所属しているのは「フラッシュモブ」のサークル!一般的にはあまり馴染みのない珍しいサークルですが、どうしてそのサークルを選んだのか?サークルを選ぶ際に大切にしていることは何か?存分に語っていただきました。

丁寧で穏やかな口調からは想像もつかないくらい強い芯を持っている、そんなギャップが魅力的なm.sさん。サークル選びで悩んでいる人はもちろん、「最近だらけてしまっているな…。」と自分に喝を入れたい人にもおすすめの記事です!

「これを成し遂げたい」自分がそう思えるものを。

ー「フラッシュモブ」のサークル。筆者にとって初めて耳にするサークルでした。具体的にはどんなことをしているのでしょうか。

基本的にはSNSやHPを通し「フラッシュモブやりたい人は連絡ください」という感じで、外部から依頼をもらって行うかたちで。実際にやったことあるのは、結婚式の余興。ホテルと提携して、ホテルマンの服を借りて、急に踊り出したり!あとはイベントを盛り上げてくださいって言われたこともあって。

WEGOの記念イベントから依頼を受けたこともあるよ。その時は聴衆がいて、その中に観客として紛れ込んでて。ステージ上でEXITが司会をしてて、そこに喧嘩っぽく突っかかっていってそれが演出というもので。簡単にいえばサプライズを提供する感じですね。

 

ー結婚式やブランドのイベントなど、予想をはるかに超える規模にびっくりしました…!大学に入る前からフラッシュモブに興味があったのでしょうか。

中高は吹奏楽部に所属していたけれど大学のサークルではやらないと決めていました。というのも、所属しているキャンパスに吹奏楽のちゃんとしたサークルがなくて。吹奏楽って楽器にお金がかかるから、大学のサークルレベルになると持っている楽器でしかできないの。

そうなると、例えばパーカッションはあまり人がいないのにフルートはたくさん人員がいる、みたいな感じで、編成がバラバラになることがあって。それは嫌で、ちゃんとやりたいから、吹奏楽は外部の市民楽団に所属して続けようと思ってまず除外しました。

 

ーではどのようにしてフラッシュモブと出会ったのでしょうか。

吹奏楽の先輩がよさこいのサークルに入ってて、その先輩がすっごい楽しそうで!その様子を見て、「私もよさこいをやるぞ!」と思って大学に入りました。実際によさこいのサークルを見に行って、ご飯会にも行ったりして、入りたい気持ちがさらに強くなったんだけど、すごい人気で倍率が高くて。15人くらいしか枠が無いのに200人くらい応募してました。

入部できる人は公平に抽選で決めるの制度だったけど、大学受験直後だから、もう「落ちる」というのが嫌で…。それでよさこいはやめました。それで、他のサークルを探そうってなって。よさこいのサークルを見ていたときに出会った友達と「よさこいっぽいもの」を探し出しました。

よさこいって踊りだから、ダンス系を見てみようかなと思ったけどダンスサークルは全然興味湧かなくて。ただなんとなく適当にサークルをやるよりかは、何か自分でやり遂げたと思えるものがいいなと考えていたら、たまたまフラッシュモブの代表に声をかけられて。

やっていることも部員も魅力的だと思ったし、ご飯会の時はお酒を飲むことはほとんどなく健全だと思って。最終的にはサークル員の人柄で決めました。

フラッシュモブサークル全体での様子

ーお話を聞いていると、「団体で何かを成し遂げる」ものに魅力を感じている印象がありますが、そこは意識していましたか?

自分がそう思って選んでいたかはわからないけれど、無意識のうちにそうしていたのかもしれません。

 

ー様々な観点から、真剣にサークルを選んだことが伝わってきます。では、実際にフラッシュモブのサークルに所属してよかったと思いますか?

はい!大変だったけれど、最終的にはよかったなって思います。引退してからも会える友達ができたり、後輩と仲良くなれたりしたので!特に後輩は、幹部をしていたからこそ関わりが増え、より仲を深められたと感じています。今でも「会いたい!」と言ってくれる仲の良い後輩ができたことは、モブを続けてよかったと思える大きなポイントです!

自分がやると言ったことはしっかりとやり通す。

限られた時間の中でやりくりするコツ

ーサークル活動を続けていくなかで、具体的に大変だったことはどんなことでしょうか?

まず、練習が週2は固定であったことです。1.2年生の時は授業もがっつり入っていたし、(片道2時間通学にかかるので)家も遠いから夜遅い練習も大変だった。先輩が好きだったから、1.2年生の時は続けて3年生になったら最悪やめてもいいかなと考えていたけど、流れで幹部になってしまってやめられなくなって。モブの練習時間に合わせて授業をとったりしてました。

 

ー入部前に、サークルとその他のことが両立できるか心配にならなかったのですか?

心配にはなったけど、自分の性格的に適当にやるのは嫌で。「何をしている?」と聞かれたときに「これをやっている」と言い切れるものがよかったんです。なので、そんなに深く悩みはしなかったかな。

 

ー自分の軸がぶれていないことが伝わってきてかっこいいです。しかもそんな多忙ななか幹部まで務めていらっしゃったんですよね。どういう経緯で幹部になったのですか?

必然的にそうなりました。(笑)幹部は代表と副代表以外に、各部署からひとり代表を出すという構成で。自分が務めていた部署の中で、他に幹部をやってくれそうな人がいませんでした。ちなみに幹部期間は2年生の夏から1年間でした。

ー真剣にサークルを選び、サークル活動にも妥協しない姿勢がうかがえますが、サークルを選ぶ際に「もっとこうしておけばよかった〜…。」と思うことはありますか?

フラッシュモブに関する後悔はないけれど、たとえ可能性が低くてもよさこいサークルの抽選は出せばよかったと思います。やっぱりしばらくは、よさこいの活動をしている人たちへの羨ましさがあったので…。抽選に出して落ちたなら諦めがつくけれど、出さなかったからこそ「もし出していたら入れていたのかも?」という気持ちがずっと消えませんでした。

 

ーm.sさんはサークルだけでなく市民楽団にも所属していますが、その活動とサークルの両立はどうでしたか?

結構きつかったです。(1年生の時)週6で授業、週2でモブ、週1で市民楽団、週3でバイトをしていたので、毎日予定がギチギチではありました。

 

ーそんなにも濃い毎日を過ごしていたのですね!時間をうまく使うコツはありますか?

時間は限られているのはみんな一緒だし、自分がやると言ったことはしっかりやろうと思ってて。そのことにしっかり時間を割きました。例えばサークルの幹部活動に時間を割きたい時は多少睡眠時間を削ったり、市民楽団の方をお休みしたり。あと、できないことはできないって言って、後輩に仕事を振り分けたりしていました。ひとりじゃできないから抱え込まずに周りを頼る。そうして乗り越えました

▲笑顔が素敵で、周囲からの信頼も熱いm.sさん!

ー毎日多忙な中、外部の団体にも所属していたり、タフさがすごいです…!

吹奏楽は続けたくて市民楽団に入りました。周りの友達もあまりサークルに入っていなくて「サークルに所属しない」という選択肢もあると思います。サークルに1回は入る、みたいな流れはありますけどね(笑)

 

ーでは、そんなサークル選びで重要だと思うことは何でしょうか?

何が1番自分に合っているか、自分がわかっている状態で選ぶべきだと思います。例えば私なら、お酒は楽しむ程度でいいから、飲み会が多いサークルは嫌だなと思って完全に除外していました。サークル費払っているのに、途中で合わない事に気付いて辞めてしまうのはもったいないから、最低限自分はこれがやりたい、これは嫌だ、というのがわかった状態で決めるのがいいと思います。自分が何がやりたいかきちんと理解することが大切です。

 

ーフラッシュモブのサークルに入った決め手は「人」だとおっしゃっていましたが、どのように自分に合うか見極めましたか?

そのサークルに所属している人と話して、自分と似ているかとか、雰囲気が合っているかとかみました。オンラインだと、情報量の差がすごいと思います。SNSを通して自分たちのことをたくさん発信しているサークルもあれば、発信していないサークルもあると思うから。そういうところには自分からコンタクトを取りに行ってしっかり情報を得るべきだと思います。

 

ー最後に、4年生のm.sさんから後輩たちへ、メッセージをお願いします!

オンラインでの生活は今まで以上に自分から動くこと、自分から情報を取りに行くことが大切になると思います。サークルに入らなくても大学生活は楽しめると思うし、サークルに所属することが全てではないけれど、そこでの出会いもたくさんあって。後悔しないためにも、情報を取りに行ったり、後回しにはせず自分から行動していきましょう。

授業、フラッシュモブサークル、市民楽団、アルバイト…。片道2時間の通学時間を乗り越え、時間を上手く使い全て妥協せず取り組んでいたm.sさんの言葉は、どれも重みがありました。ストイックな姿勢に、自分もしっかりしなくてはと奮い立ちました。

サークル選びは、本来なら、各大学で新入生歓迎会が開催され、様々なサークル・団体からパンフレットをもらったり、声をかけてもらうことで、受身の姿勢でも何とかなるものでありました。しかし現在は違います。

m.sさんの語りにもあるように、自分から行動することが大切なのです。オンラインという慣れない、そして孤独を感じやすい状況下でなかなか動き出せなかった人も多いと思います。この記事が新しい一歩を踏み出す「手がかり」となりますように。

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