今回はサークル選びに迷える新入生に向けた記事です!
学生生活の大半をテニスサークルに捧げ、全力投球をしてきたというたにさん。
穏やかな見た目とは裏腹に、芯がありとても強い志をもっていました。
今回はそんなたにさんにサークル選びの極意や失敗談、飲みサーの見分け方(!?)までざっくばらんに語っていただきました。
「サークルには入らない。」と決めていたけれど。
2時間の通学と入部の決断
ーたにさんは、総勢300人もの大規模なテニスサークルに所属していたんですよね。単刀直入に聞きますが、どうしてそのサークルを選んだのですか?
1つは、自由度の高さです。もともと大学では、留学やジムなど様々なことに挑戦したいと思っていたこともあって、サークルに入るつもりはなかったんです。でも知り合いの先輩に誘われたことをきっかけに始めてみたら楽しくて(笑)友達もできると思いました。そのサークルは自由度が高かったから、サークルをしながらも色々と挑戦できる環境があると思えたことが決め手です。
あとは直感ですね。1番初めに見に行ったサークルに決めたんです。先輩たちを見ていて、直感的に合うと感じました。
ー直感で決めたとのことですが、迷ったサークルはなかったですか?
(SNSを通して)1番初めに連絡をとったテニスサークルと迷いましたね。私は通学時間が片道2時間あったんですけど、その点を憂慮してくれていたので。テニス以外のサークルは見ていなくて、その2つで悩んでいました。
ーその中で今のサークルを選んだのは何故ですか?
3つ理由があって、1つは拘束度です。ゆるくも、しっかりもできる自由度の高さがよかったですね。
2つ目に人数。大規模サークルだからこそ友達も増えると思ったし、先輩後輩との交流の幅が広がると思ったんです。
3つ目に人が合うかどうかです。迷ったサークルは結構がつがつ勧誘されて(笑)”新入生を増やす”という目的より、自分自身を見てくれるサークルが良かったので、その点で今のサークルはとても魅力的でした。
ーそれらを踏まえて、サークル選びで重要だと思うことはありますか?
活動の条件ですかね。自分の場合は片道2時間の通学の中でやれることが絞られてくると思っていたので、条件が厳しいと続けられないし、そもそも楽しくないかなと思っていました。
もう一つは「仲良くなりたい、こうなりたい」と思える先輩がいるかどうかです。同期とは授業などがあるから基本仲良くなれるんです。だから、先輩を知ることが重要だと思います。
サークルを作り上げている人たちで場の雰囲気も変わると思うし、自分自身のやりたいことにもつながると思います。私の場合は本気でテニスをしていたので、先輩たちとの関係性を築けたからこそ大会の成績にも繋げることができました。
▲たにさんはとても優しく面倒見が良いとサークル内で評判でした。
サークルに所属すれば、こんな素敵な先輩に出会えるかも!?
ー逆に、サークル選びでもう少し慎重になればよかったと思うことはありますか?
はじめから絞りすぎてしまったのは、失敗だったかもしれません。2つしか見ていない上に、見てすぐに直感で決めたので(笑)。活動は見ないで、フィーリングを重視していたから…。
あとは、サークル紹介の前に入ってしまったことですね。入学式の前に知り合いのOGさんからの紹介でサークルを知って、その中で決めたんです。そのせいで入学式後にある新歓の時期は暇だったし、新しいサークルも見つけられませんでした。
ただ、早かった分先輩とは仲良くなれましたね。でも悩んだら悩んだだけサークルにも愛着がわくと思うのでじっくり見るのも大事だと思います。
成し遂げたいことをサークルで。
ー今のサークルに入ってよかったと思うことはどんなことですか?
色々あるけれど一番はOBOGさんとの繋がりができたことです。サークルに入っていない姉は、ゼミでの繋がりしかもっていなかったので。様々な人と関わることで、考えを成長させられたり人脈を作ることができました。視野も広がったと思います。
テニスを通して他大学の人と交流できて、自分のコミュニケーション能力も高められたと思います。あとは、先輩との関係で最低限のマナーは身についたと思う。
全体的に自分のスキルアップにつながったかな?と思っています。
あと、大学に入った時から思っていた「何か一つでいいから成し遂げたい」という思いを実現する場にもなりました。
1年生のころは「ただテニスをやることが楽しい」だったけれど、途中からは大学の息抜き程度にとりあえずテニスをやっているという感じになって。それからはなんとなく「このままでいいのかな?」という漠然とした気持ちになったんです。
そこで「サークルで1つの目標を達成しよう」と思うようになったんです。その目標自体も、サークルに入っていなかったら小さな目標になっていたと思います。勉強とか留学とか、明確な目標がある人は良いけれど、そういうものがない人は一つの「きっかけ」としてサークルを選ぶのもありだと思うな。
▲女子キャプテンとしてテニスに本気で取り組んでいた大谷さん。
ダブルスでは前衛を務め、キレのあるスマッシュやボレーで得点を重ねていました!
ー大学生活でもっとやっておけばよかったことってありますか?
結局海外も行かずジムも行かず…。1年の12月ごろからサークルに特に力を入れるようになって、一人暮らしもアルバイトもサークルのためにしたことだったので、振り返るとサークルに入る前に思っていたことができていなかったなって。
4年生になってからやればいいや思ったことが、コロナの影響で思うように動けなくなってしまったんですよね。それに、欲を言えばサークル以外にもいろいろできただろうといまは思います。
結局、「どんなきっかけに出会うのか」が大切だから、やってみてダメならやめててしまえばいいし。自分の中で「サークルがあるから無理」と踏ん切りをつけてしまっていたところがあったと思います。サークルの中にも留学などしている人はいたから、やろうと思えばできたことだったのではないかなと思います。
今だからこそ。オンライン化も前向きに考える
ーコロナ禍でのサークル選び、どう考えますか?
オンラインで行うと思うんですけど、直接会うよりも「自分を見てくれる」と思っています。だからこそ何度か顔を出して雰囲気をつかむことが必要かもしれないですね。
オンラインのサークル選びは、就活の練習にもなると思いますよ。オンラインで画面越しに会話に入って自分の気持ちを伝えたり、相手の意図を考えながら情報を受け取ったり…。直接会って行うよりも受けて側が受け身ではなく情報をしっかりと汲み取って判断する必要がある。これは3.4年生になった時、会社説明会や面接がオンライン化している就活でも役に立つと思います。
ー最後に。新入生にとって、飲みサーかどうかは心配要素だと思うのですがどのように見極めたらいいと思いますか?
まずは、しっかり自分の意見を主張することが大事!飲みたくないならそれを主張 して、それを受け入れてくれるかどうかも大切です。
あとは、合宿の写真を見ると良い!飲みサーかどうかは、写真で大体の雰囲気はわかる気がする(笑)これはもしかしたら私の偏見があるのかもしれないのだけれど、例えば普通の写真でも夏合宿などで派手な髪色の人が一定数いたら飲みサーかも?とか。
SNSを利用するサークルも多いから、情報源はあると思います。
サークルと向き合い、真剣に考え続けてきた大谷さんだからこそとても心に響くものがありましたね。
今サークルに入ろうか悩んでいる人にもとても参考になる内容を語ってくれたと思います。
結局すべては「自分で決めること」です。今サークル選びで悩んでいる皆さんも、何を見て何を感じるのかを大切に、ぜひ自分が納得できる決断をしてください。
オンラインでのサークル選びは難しいことも多いと思いますが、それゆえに見えてくることや利点があるかもしれません。
変化を恐れず、「今だからできること」に果敢に挑戦してみてください!
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