先輩大図鑑番外編!今回の記事はオタ活に没頭している女子たちの座談会です!
スピーカーはCrews×CluesのSNS担当・ななみと先輩大図鑑第25弾でインタビュー協力をしてくださったちぃさん、そして各々が趣味を通し親交が深い仲間をひとりずつ呼び、計4人で趣味に関するお話をありのままにしてもらいました。
「時間の使い方が上手くなった」「メリハリがつくようになった」など趣味を通して学んだことを始め、とある作品を好きになったおかげでテストで学年1位をとった話など、内容は盛りだくさん!
熱中している「何か」がある方はきっと共感することが多いはず…!?肩の力を抜いて、リラックスしながら読んでくださいね。
座談会メンバー紹介
まずはじめに座談会のメンバー紹介です!
▲写真上:ディズニープリンセス「白雪姫」の仮装/写真下:東京タワー内にあった「カフェ麦わら」を訪問(現在閉店しています)
▲写真上:現在絶大な人気を誇るゲーム「ディズニーツイステッドワンダーランド」のキャラクター、ヴィル・シェーンハイトの仮装/写真下:ディズニーシーを満喫。素敵な夜景です!
※本座談会はたまたま全員共通で好きなジャンルとしてアニメなど二次元の作品があがったため、内容や思考がそちらに偏りがちです。どうか温かい目でご覧ください…!
趣味のおかげでスキルアップ!?オタクをやっていてよかったと思うことは?
ななみ:時間の使い方が格段に上手くなったこと!どんなに忙しくても趣味の時間は確保したかったからね(笑)「課題が多いから好きなことができない」という考え方ではなく、まずは趣味の時間を確保して、この日を思いっきり楽しむためにはどうスケジュールを組めばいいか、そう考えられるようになった。そうすると無駄にしていい時間が無いことに気付くから、物事に集中して取り組んで一気に片付けられるし、ちょっとしたスキマ時間も有効活用できるようになったよ。
電車の移動時間やディズニーのパレードの待ち時間も無駄にしなかった!あと、無意味にケータイ触ってたり、よくわからない時間あるじゃん。あれらすべてをワンピース読む時間に当てたり。振り返った時に「何してたっけ?」となる時間を少なくできるようになった!あとはただ単に幸せな時間が増えたことかな(笑)
他3人:それは何よりです(笑)
M:メリハリがつけられるようになったかな。推しのラジオが始まる時間までにやるべきことを終わらせようって目標を立てて、それまでは集中して物事に取り組んだりしてる。あと、ゲームの季節ごとのイベントのおかげで季節を感じられるよね(笑)それに、「この時期はこのイベントがくるから、その期間はゲームに集中できるようにやるべきことを早めに片付けよう」って思える…!推しの配信があるからそこまでは頑張って生きようってなるよね!(笑)
岡田:趣味は生きる活力になるよね〜!
全員:間違いない!!!
ななみ:具体的にどんな時に「生きる活力になってるな〜」って感じた?
ちい:それこそ、今日は推しのラジオ配信があるから、好きなアニメが放送されるから、授業もバイトも課題も頑張ろうって思えるよね。
岡田:あと、お金を稼ごうって思える!これ欲しいからバイトたくさん入るぞって。私は趣味への投資に関して両親を頼ることはできないからさ。
ななみ:何事に関しても推し関係になると突然モチベーションが爆上がりしない?(笑)
全員:ー共感ー
ななみ:(ディズニーの推しキャストがいるから)パークで推しに会えるかもってなったら自分磨きへのモチベーションが上がって、メイクとかヘアアレンジの練習したな〜。みんなが言うようにお金を稼ぐモチベーションも上がるし、趣味に時間使いたいからメリハリ上手になるし、オタ活やっててよかったと思うことってたくさんあるよね〜!
▲実際にパレードの待ち時間で課題をする様子@ディズニーランド(※写真は2019年春に撮影されたものです)
趣味を通し学んだこととは
M:今まで興味がなかったことも、推しが好きって言っているものは見てみたりして、新しい分野への興味や知識が広がったよ。
岡田:それと繋がって、私はハマったジャンルの背景とかも気になるタイプで、そのおかげで知識が広がったよ。高校生の時にバレーボールの漫画にハマっていたんだ。その影響でバレーボールのこと全く知らなかったのに春高バレーとか見るようになったの。そのおかげでどの高校が強豪校かわかるようになった(笑)あと今は幕末のキャラクターが出てくるスマホのゲームをしているの。そのゲームにすごくハマって、キャラクターの元となっている人物たちのことが知りたくなって、調べたりしていたんだ。そんな時ちょうど京都に行く機会があって。ついでに所縁の地に行ったらもうすっごく楽しかった!高瀬川を歩いているときに、土佐藩の跡があってきゃー!ってなったり(笑)
ちい:私はコスプレをしているから、SNSを通して仲良くなったコスプレイヤーさんたちがいるんだ。そのコスプレイヤー仲間のおかげで「こういう考えがあるんだ」って第三者の視点を得られた!仲良いコスプレイヤーさんたちはそれぞれバックグラウンドが様々で。社会人として働いている年上の人もいれば、現役高校生の年下の人もいる。例えば、就活期は社会人の友人に相談に乗ってもらったり、教育学部に通っている人や高校生に教育実習の授業の練習を付き合ってもらったりした。普通に大学生活を送っていては出会えない人たちに出会うことができ、コスプレ仲間だからこそできる相談をしたり、されたりしてるよ。この人たちだから話せる、大丈夫だって思えるんだよね。そうすることで第三者の視点を得られ視野が広がった!
▲ディズニーのハロウィン期間、仮装を楽しむななみ(左)とちぃさん(右)(※写真は2019年秋に撮影されたものです)
岡田:オタクで繋がった人って特に波長が合うから安心感あるよね!
ななみ:わかる。広がった考え方としては、私は偏見が無くなった。小学生の頃から何かしらのオタクしてたのだけれど、昔はジャニーズオタクだけしてたから、漫画とかアニメとか、二次元にハマっている人の気持ちがわからなかったんだ。
他3人:なんだと!?(笑)
ななみ:ごめん(笑)けれど大学生になってワンピースを読んでどハマりして、やっと気持ちが理解できたんだ。ジャンルというか次元を超えて好きなものが増えることで、どんなジャンルのオタクに対しても偏見が無くなったよ。
ちい:偏見が無くなったことは素晴らしいことだよ。それこそ全人類が持つべき考えだと思う。人の趣味とか推しに対して、理解しようとせず文句を言うのってよくないよね。心で思っていたとしても、わざわざ口に出す必要はあるのか?って感じるな。
ななみ:無条件に「オタクってキモい」って思ってる人もいるよね。メディアとかの偏った報道が大きな原因のひとつだとは思うけれど。相手の気持ちを知ろうとも分かろうともしないで、頭ごなしに否定や批判をするのは間違ってるよね。これは趣味とか関係なしに日常生活でも意識しているよ。
マナー違反は好きなものを汚すこと
ちい:前にオタクの友人と遊んだ時に初めて「ぬい撮り」(ぬいぐるみを主役に写真を撮ること)をしたんだ。それまでぬい撮りする人の気持ちがわからなかったけれど、自分がやってみると気持ちがわかるようになるよね。それで、様々な応援の仕方に寛容になった!マナーを守っていれば、どんな表現であれ自分の好きな応援の仕方をしていいなって思えたなぁ。逆に守っていない人をみると腹立っちゃうけれど…。自分さえよければいいって思うのはダメだよね。
岡田:マナーは本当に大事!熱中しすぎるがゆえに周りが見えなくなっちゃだめだよね。
ななみ:この記事を読んでいるオタクのみんな!熱中するのはいいけれど人に迷惑をかけていい理由にはならないよ!(笑)
全員:気を付けろ気を付けろ〜!!!
ちい:人に迷惑をかけるとさ、そのジャンルとか、そのキャラクターを応援している人全員が「マナーを守れない」って思われてしまうよね。推しの名前を汚すことになってしまう。
岡田:それ!「そのジャンルのオタク」という肩書きを背負っていることを忘れてはいけないと思う!
勉強×オタ活。好きこそ物の上手なれ!
ななみ:みんな趣味を経て多くのことを吸収しているみたいだけれど、オタ活が勉学に繋がったことってあるかな?例えば、私はディズニー映画や音楽を英語教材として勉強したりしている!
M:私は世界史を題材にした漫画にハマって、その影響で大学の学部も選んだし、それに関する研究を卒論にしようとしたんだ。その流れで推しに関する国の言語を勉強したし、渡航もした。
ちい:推しの言語が学びたい気持ちすごくわかる。私はホセとパンチート(ディズニーキャラクター)が大好きだからさ!パンチートはメキシコ出身だし、ディズニーシーのエリアだとロストリバーデルタが大好きだから私の中で第二外国語はスペイン語一択だったよ。ロストリバーデルタでスペイン語表記探しの旅をしたり、そのおかげで表現の知識がついたりした!それこそ最初はラテンアメリカで卒論書こうとしたんだよね。
▲ちぃさんご本人が撮影された、パンチート(左)とホセ(右)。(※写真は2018年に撮影されたものです)
ななみ・岡田:私たちもそうすればよかったーーー!好きなものと第二外国語を絡ませて選択するべきだった…。
ちい:第二外国語を勉強するのって難しいし、テストや課題で苦しい思いもするよね。けれど推し関係で勉強を始めれば、勉強が「好き」の延長線上にあることになるから苦しくないのかなって思うよ。K-POPが好きで韓国語を独学で勉強している人とかいるし!
▲現在話題沸騰中のディズニーランドの新エリア、そのテーマは美女と野獣!美女と野獣の舞台はフランスなので、エリア内にはフランス語が散りばめられています。エリアごとの言語に着目してみることも、ディズニーを楽しむひとつの方法ですね。
岡田:そういえば私も世界史を題材にした漫画にハマったことがあって。そのおかげで世界史の点数が爆上がりして、高校生の時にテストで学年1位を取ったことがあるよ。
他3人:学年1位は強すぎる(笑)
ちい:歴史に関わる作品を好きになると学業に影響するのわかる!銀魂が好きで、幕末から明治維新にかけての日本史がすごく好きになったんだ。そこの範囲だけ無駄に詳しくなって、定期テストとかセンター試験もその範囲だけ全問正解だったなぁ(笑)
岡田:「好き」って極めたら結果に残るんだなって実感するよね〜!
最後に「あるある」をどうぞ!
ななみ:みんないろんなお話をしてくれてありがとう!面白く終わりたいから、最後にオタクあるあるを言ってこの座談会を締めくくろう(笑)まず私からひとつ!語彙力が極端(笑)例えば友人に推しのことを聞かれると、そんなに話す?ってくらい語ってしまうのに、いざ推しのかっこいいシーンとか目の前にすると「尊い」「やばい」しか出てこなくなる。
M:すごく早口になるか語彙力皆無になるかだよね(笑)
ちい:私が思うのは、食生活とか日常で使うお金はシビアなのに、オタ活中は金銭感覚が狂いがちになる。同じ値段でも、ランチだと高いってなるのにグッズやコスプレに関わるものだと安いってなるんだよね。あとディズニーの中に入ると特に金銭感覚が狂うよね?(笑)
▲(前述のディズニーではありませんが)金銭感覚が狂いグッズを爆買いした時の写真
ななみ:あと私が感じたことは、何かしらのオタ活をしていると物事にハマるスピードが速くならない?
M:ゲームとかアニメだけじゃなくてね。コスメとか小説、映画とかジャンル問わず沼に落ちるスピードが速くなるよね。
岡田:これ少しネガティブな要素になるけれど、オタクじゃない子がいる中で、オタク同士で内輪で会話が盛り上がってしまうときがあることかな。基礎知識の説明とか端折って深い話をしがちというか…。会話の熱量の温度差わからなくなり、オタクじゃない子を置いていってしまうことがあるよね。
ななみ:そのことは気を付けつつ会話を楽しまないとだよね!
いかがでしたでしょうか。ぜひみなさんの趣味、さらにそれを通してできるようになったこと、得られた知識などあれば共有していただけると嬉しいです!
今回の番外編は少しでもクルーズ、そして先輩大図鑑を身近に感じて欲しくて作成しました。ホッと一息つけるような、なんだか笑えるような、そんな記事になっていれば幸いです。
個人的な話になりますが、「趣味がない、熱中できるものがない」という相談を受けることがちらほらあります。いつもは挑戦への「手がかり」を提供している先輩大図鑑。今回の記事では、趣味に没頭する楽しさが伝わり、誰かの趣味開拓への手がかりが提供できることを祈っています。
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